こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。
今回の記事では「初心者こそフルサイズミラーレスを買うべき理由を解説」を解説します。
タイトル的に、「え……」、と思うかもしれません。
しかし、カメラを始めたら、一度は手にしたいフルサイズ機。
フルサイズ機は憧れの存在の方も多いと思います。
結論から言うと、初心者こそフルサイズ機を選ぶべきだと思うんです。
理由5選とフルサイズ機のデメリット4選を解説します。
- フルサイズ機の良さがわかる
- カメラを選ぶ判断基準になる
- フルサイズ機のデメリットがわかる
メリット | デメリット |
---|---|
実は操作が簡単 とにかく写りが良い 写真が楽しくなる 写真に向き合える 売るときの価格が高い | 価格が高い レンズの価格も高いものがある 他の道具もそろえたくなる 重たくて大きい機種もある |
今回の記事はエントリー機とフルサイズ機の違いで考えています。
aps-c機やマイクロフォーサーズ機でも素晴らしい性能のカメラがたくさん存在しますので、そのことを踏まえてお読みください。
それでは早速いきましょう。
写真初心者こそフルサイズ機を買うべき理由5選

実は操作が簡単

実はフルサイズ機はエントリー機よりも操作が簡単です。
最初から何を言っているのだ?と、思われる方もいますよね。
しかし、フルサイズ機の方が操作が簡単な場合があります。
シャッタースピードや絞り、ISOなどの基本的な理解があればエントリー機でも問題なく操作できます。
初心者がカメラを使用する場合は、オートモードの設定で撮影することが多いと思います。
エントリー機は暗いところで撮影する際には、強制的にフラッシュを焚いて光源を確保する場合があります。
フラッシュを焚いた状態で撮影された写真は、白くなってしまったり、思い描いたように撮れないことが多いです。
「ええ……こんな写真を撮るつもりは……」となってしまうのがオチです。
一方フルサイズ機は、ISO感度を上げる必要性がありますが、ノイズ耐性もあるので、ある程度の暗さでもしっかり写ります。
フルサイズ機には強制フラッシュは付いていないので、余計な操作が必要ありません。
フルサイズ機は、自分でコントロールできることが多いので、イメージした写真を撮れる可能性が格段に上がります。
以前に、こんな記事も書いていますので、参考にしてみてください。
カメラの設定はまずはAモードでの撮影からが入りやすいので次の記事も読んでみてください。
- フルサイズ機はノイズ耐性もあり、暗いところでも写る。
- エントリー機のカメラは暗いところで光を確保するために強制フラッシュを焚くことがあり、失敗写真になってしまう。
- フルサイズ機は余計な機能はなく、操作しやすく設計されている。
写りが良い

理由の2つ目がフルサイズ機は写りが良いです。
センサーのサイズが大きいので、取得できる情報量が違います。
今や写真はデータなので、情報量の多さがはっきり写るとかくっきり写るの基準になります。
フルサイズ機は拡大しても画像の粗さが目立ちにくいです。
ピントが合っている場所はしっかり解像しており仕上がりも良いです。



上の写真の真ん中の葉の部分を拡大したものです。多少の荒さはみられるかもしれませんが、かなり解像しています。
しかし、カメラもレンズも気合の入ったものなので、全員に参考になるなるわけではありませんのでご注意ください。
解像度が高いということは、写真を印刷するときにも大切な要素になってきます。
細かいところまでしっかり写ってくれるので、写真の失敗も減ります。
写真を撮影するときに失敗も楽しめればいいのですが、最初はそうもいきません。
満足度が高い撮影ができると小さな成功を積み重ねられるので大きなメリットといえます。
- 写りが良い。
- 失敗が減る。
- 成功体験が積み重ねられ、自信になる。
写真が楽しくなる

フルサイズ機は致命的な失敗が少なくなりますし、撮影の幅も広がります。
写真の楽しさを感じることができます。
自分なりに良い写真が撮れた。という充実感や満足感写真が楽しくなる根源です。
それは自分のためだったり、SNSに載せるためでも、動機はなんでもいいです。
写真が楽しいと思えることが大切です。
初心者のうちは失敗を繰り返し試行錯誤を繰り返す方が成長は早いです。しかし、失敗が続くとやはりまた写真撮ろうと言う気持ちが起きなくなってきます。
フルサイズ機で撮影していたとしても
もっといい構図あったなとか
こう撮ればよかったなとか
時間は違う時間帯の方が良かったな
など、反省点はいくらでも出てきます。
エントリー機だとそもそも撮れなかったり、設定がうまくできない場合があります。
良い写真が撮れたなっていう自分なりの満足感は大切です。
その気持ちを大切にした方が良いなと感じます。
- 自分なりに良い写真が撮れたと言う満足感が大切
- フルサイズ機でもエントリー機でも反省点はたくさんあるので、いろいろなものを撮れるフルサイズ機の方が良い。
写真としっかりと向き合うことができる

フルサイズ機は価格が高いです。
近年、カメラの価格は上がっています。
最低10万と考えたらなかなか勇気が必要な買い物です。
フルサイズ機は20万超えるものも多いです。
そのお金をすぐに出せるのか?と言われたらほとんどの人が厳しいと思います。
しかし、購入するのであれば真剣に写真を撮ろうと思うのではないでしょうか?
私も最初、5万円ほどでエントリー機を買って見事に挫折しました。
その後に、オリンパス(現OMシステム)のカメラを買ったり、富士フイルムのカメラを買ってみたり、いろいろ紆余曲折しました。
結局、最終的にはSONYのフルサイズ機に落ち着いています。

紆余曲折した結果、お金を大量に投入しました。
SONYのフルサイズ機に辿り着くまでに必要なお金だったのだと思いますが、払わなくていいのであれば、今の私なら払いたくはありません。
そのため、写真に興味を持っているのであれば、フルサイズ機を最初の選択肢に入れるのはありです。
- お金を出すことで、真剣に写真に向き合うことができる。
- 迷って紆余曲折するのであれば、フルサイズ機を選択肢に入れるのはあり。
それなりの値段で売ることができる

カメラは消耗品です。売るときに価格は落ちてしまうものです。
しかし、フルサイズ機はリセールバリューが比較的良いです。
リセールバリュー
売るときの価格と買ったときの価格との差です。
例えば10000円のシャツAを買います。そのシャツは売るときには1000円になります。
一方、10000円のシャツBを買います。そのシャツは売るときには8000円になります。
シャツAとシャツBではシャツBの方がリセールバリューがいいとなります。
フルサイズ機もリセールが良いです。カメラのボディ自体は消耗品なので、価格は下がりますが、18万円で買い、5年使い倒しても10万近くで売れるなど、次の機材に乗り換える際の頭金になります。
ちなみに私が使用しているSONY α7Ⅳ(ILCE-7M4)の買取価格は一番高いところで約25万円です。(価格.comより)
購入が価格が30万円ほどなので、価格差が5万円ほどです。
金銭面で購入を検討している方は、リセールバリューを考慮して検討するといいでしょう。
- フルサイズ機は売るときの値段も良い。
フルサイズ機にするデメリット4選

価格が高い
そこそこの値段で売ることできると前述しましたが、やはり気になるのは価格です。
現在は、フルサイズ機でもなんとか頑張れば買うことができる価格で販売されているメーカーもあります。
それでも最低15万円は出す必要があります。
逆にフルサイズ機ではないけれども、フルサイズ機並みの価格のaps-c機のカメラもあります。
富士フイルムのフラッグシップモデルは、フルサイズ機ではありませんが、価格が20万円を超えます。
メーカーによる違いや強みがあり、最終的には個人の好みになります。
それでも価格が高いということには変わりがありません。
購入するのであれば中古を検討してもよいでしょう。
数年前に出された型の中古でも十分だと感じる性能です。
- 価格は高い
- 新品だと最低15万円から
- 対策としては中古を検討するのもあり(性能的には十分)
レンズの価格も高いものも多い
フルサイズ機に限りませんが、カメラはカメラ本体とレンズが別で販売されています。
カメラ本体の値段も高いのに、レンズも高いものが多いんです。
しかし、レンズは資産と言われ、売るときの価格も高いものが多いです。
当然、元の価格よりは下がりますが大きな損失が出ることは少ないです。
最初に出すお金が大きくなってしまうので、不安になりますが売るときのとの価格差を考えると、そう大きくはありません。
また、そこまでの金額は・・・という方は、撒き餌レンズを選択することをお勧めします。
撒き餌レンズ
各カメラメーカーで出されている、価格は比較的安価だが写りが良いレンズ。
単焦点レンズが多い。
コストパフォーマンスがよく、評価の高いレンズが多いです。
ソニーの場合だと50mmF1.8というレンズがあります。

3万円で購入でき、写りも良いのでコストパフォーマンスは良いです。
撒き餌さレンズにフィルターを装着すると、表現の幅も広げることができるのでおすすめです。

カメラ本体同様、中古を検討するのもありです。
正直新品とそこまで大きく価格は変わらない可能性もあるので、よく検討して選択してください。
- レンズの価格も高いものが多い
- 最初は各メーカーで出されている撒き餌さレンズを購入するのがおすすめ。
- 撒き餌さレンズにフィルターをつけるとさらに表現の幅が広がる。
- 中古のレンズを検討するのもあり。
他の道具も欲しくなってしまう
写真を撮る楽しみや醍醐味を知ってしまうと、もっと自分の表現が追求したいという気持ちになります。
機材を買ったら、次に欲しくなるのはパソコンです。
編集ソフト使うと自分なりの色や雰囲気を出すことができます。
そして、三脚やフィルター、移動のための車……なんてものまでエスカレートしていきます。
本気で取り組むことを決意すれば良いのですが、付随する道具も高価な物が多いので、限度や予算を決めて取り組むのが大切です。
また現在だとスマートフォンのアプリでも良い雰囲気の編集ができますので、スマホ編集を検討するのもありです。
- パソコンなどの機材も必要になってくる。
- スマホでも編集やデータの保存ができるので、工夫しながら取り組むのもあり。
重たい機材が多い
フルサイズミラーレスは重い機材が多いです。
昔に比べればだいぶ軽く設計されているので、かなりの企業努力を感じます。
やはりフルサイズのカメラなので、重たいカメラもあります。
カメラの軽量化が図られる中で、レンズも軽量化されつつありますが、最上級のレンズは大きく重たいものが多いです。
前述した撒き餌レンズは軽くて撮影しやすいので負担も少ないのですが、写りは価格に比例するので、良いレンズは重さを覚悟する必要があります。
重さのせいで撮影に行くのが億劫になるなど気持ちの面でマイナスになってしまうこともあります。
体も痛くなることがあるので、機材のバランスはよく考える必要がですね。
全てのレンズを持っていくことは難しいので、吟味してレンズを選びましょう。
私の機材についての話も記事にしているので、参考にしてみてください。

- 重たい機材が多い。
- 自分の持てる容量を考えることが大切。
まとめ
今回の記事は「真初心者こそフルサイズ機を買うべき理由5選・デメリット4選」を紹介しました。
メリット | デメリット |
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実は操作が簡単 とにかく写りが良い 写真が楽しくなる 写真に向き合える 売るときの価格が高い | 価格が高い レンズの価格も高いものがある 他の道具もそろえたくなる 重たくて大きい機種もある |
デメリットもありますが、対策もできるので選択肢の一つしてフルサイズ機を選ぶのもありです。
私の個人的な意見としては、初心者こそフルサイズ機を選んで、写真の楽しさを味わってほしいです。
今回の記事が、機材を選ぶ際の判断基準の一つになれば嬉しいです。
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