【センサーサイズについて】一眼カメラで気になるセンサーサイズを解説|図・表あり!

この記事では、カメラのセンサーサイズについて解説します。

この記事を読むと
  • カメラのセンサーサイズについてわかる
  • センサーサイズの違いを知れる
  • カメラを購入する時の判断基準の一つになる

「カメラを始めたい!」そう思って調べたはいいけど、センサーサイズに違いがある……

そもそもセンサーサイズってなんだ?って思う方も多いですよね。

私も始めた頃は、「なんで、そのカメラの価格が高いんだ?」って疑問に思い、「とりあえず安価なものを!」

なんて考えながらカメラを導入し、失敗した経験があります。

センサーサイズは難しいものではありません。とてもシンプルです。

今回の記事では、フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズの3つのセンサーサイズを基に解説します。

結論から言うと

カメラのセンサーサイズのまとめ
  • フルサイズ機は全体的に高機能撮影の満足度を高めてくれるが、価格が高く、カメラ・レンズの設計が大きくなりがち。
  • APS-C機は全体のバランスが良く、最初のカメラ導入時にすすめられることが多い。上位機種はフルサイズ機並みの性能と価格。
  • マイクロフォーサーズ機は小型コンパクトで、価格も安価なものが多い。暗所性能など頼りないところもあるが、十分なスペック。

まとめを踏まえて、解説していきます。

焦点距離の早見表はこちら(ここから飛べます)

目次(タップできる目次)

センサーサイズの種類

センサーサイズの種類についての解説画像
センサーサイズまとめ図

センサーサイズは1型〜中判サイズまで6つほどあります。

今回の記事では、フルサイズAPS-Cマイクロフォーサーズの3つのセンサーサイズを基に解説します。

中判サイズのとても大きなセンサーサイズもありますが、プロ機であり、価格も非常に高額なため今回は取り上げません。

センサーサイズによるスペック等の違い

センサーサイズによる、機能などの違いを表にまとめています。

センサーサイズフルサイズAPS-Cマイクロフォーサーズ
解像度高い高め低め
ボケ量多い多め少なめ
ノイズ耐性(暗所性能)強い(ノイズ少ない)弱め(ノイズが多め)弱い(ノイズが多い)
カメラ・レンズの大きさ大きいくて重いコンパクトで軽いコンパクトで軽い
価格高い安価なものからある安価なものが多い
総合的に見て全体的に高機能全体のバランスが良いコンパクトで手軽さが魅力
  • 全体的に高機能なフルサイズ機、大きさと価格が気になる。
  • 全体のバランスが良く万人におすすめできるAPS-C機。
  • コンパクトで手軽なマイクロフォーサーズ機、価格も安価なものが多いことからカメラ導入期には最適。最上位機種はプロも使うハイスペックカメラもあり。

フルサイズ機

フルサイズの画像サイズについての解説画像
メリットデメリット
画素数を増やしやすい
光を効率よく記録することができる
暗所撮影に強い
ボケ量が多い
暗い部分のデータもしっかりと残ってる
価格が高くなりがち
カメラ・レンズの設計が大きくなりがち
フルサイズのメリット・デメリット

フルサイズは、35mmフルサイズと言われます。

焦点距離などの基準となるサイズです。

フルサイズ機はセンサーのサイズが大きいので、たくさんの情報を取り込むことができます。

一般的にフルサイズ機は高画質です。黒く潰れていそうなシャドウ部にも情報がしっかり残っており、撮影への安心感が違います。

つまり階調がよく、ノイズの少ない写真を撮影することができると言えます。

デメリットとしては、高機能であるため価格が高く、カメラやレンズの設計が大きく・重くなりがちです。

個人的な意見ですが、初心者の方こそいい機種を選ぶのがいいと思うんですよね。その理由も書いてますのでぜひ。

APS-C機

APS-C機の解説
メリットデメリット
全体のバランスが良い
コンパクトで軽いカメラ・レンズが多い
安価なものからある
暗所には弱め
フルサイズに比べるとボケ量は少なめ
APS-Cのメリット・デメリット

APS-Cはアドバンスフォトシステム-クラシックの略で、フィルム時代の名残でつけられた名前です。

カメラメーカーが最初に購入してもらえるカメラとして販売されているものが多く、比較的安価に購入することができます。

全体のバランスが良く、ハイアマチュア機ではフルサイズ機に近いスペックのカメラもあります。

カメラ本体もレンズもコンパクトに設計されているもが多く、カメラの楽しさを感じれる一歩としては最良の選択の一つです。

デメリットとしては、暗所での撮影は苦手です。

ISO感度を高く設定して撮影すると、ノイズが多い写真になってしまいます。

ISO感度についてはこちらの記事もおすすめです。

また、フルサイズ機に比べると、ボケ量に差が出ます。

大きくボカしたいのに、思ったよりボケないと感じることもあるかもしれませんが、そこまで気にする必要性は感じません。

ボケやF値についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

マイクロフォーサイズ機

マイクロフォーサーズ機
メリットデメリット
コンパクトで軽いカメラ・レンズが多い
安価なものからある
望遠に強い
暗所には弱
解像感が低め
マイクロフォーサーズのメリット・デメリット

マイクロフォーサーズはフルサイズセンサーの約1/2です。

センサーが小さく設計されているので、よりコンパクトなカメラとレンズが多いです。

コンパクトな設計なので、価格も安価に設定されているものが多いです。

センサーサイズが小さいと、焦点距離も変わってきます。

焦点距離早見表

マイクロフォーサーズはフルサイズの2倍です。

つまりフルサイズ50mmだったらマイクロフォーサーズは25mmnの焦点距離と同じ。

より望遠の効いた写真が撮影することができ、望遠に強いと言えます。

デメリットしては暗所には弱く、ノイズが強く発生します。

また拡大すると、解像度に荒が見られます。

そこまで拡大することはないので、気にはなりませんが、ぼやっとした眠たい写真になることがあります。

焦点距離の違い:早見表あり

焦点距離のイメージ

焦点距離の見方、計算はシンプルです。

  • フルサイズが基準
  • APS-C:フルサイズの焦点距離×1.5倍
  • マイクロフォーサーズ:フルサイズの焦点距離×2倍

例 APS-Cのレンズ23mmならフルサイズ換算35mmと同じ。

  マイクロフォーサーズのレンズ25mmならフルサイズ換算50mmと同じ。

メーカーによって様々な焦点距離が出されていますので、だいたいの目安で見てください。

フルサイズ(基準)APS-C(フルサイズ×1.5)マイクロフォーサーズ
(フルサイズ×2)
16mm12mm8mm
24mm16mm12mm
35mm23mm17mm
50mm33~34mm25mm
70mm~80mm55mm35mm~40mm
85mm56mm45mm
200mm150mm100mm
300mm200mm150mm

まとめ|センサーサイズがわかると自分に必要なカメラがわかる

今回はセンサーサイズ、フルサイズ・APS-C・マイクロフォーサーズについての解説でした。

カメラのセンサーサイズのまとめ
  • フルサイズ機は全体的に高機能撮影の満足度を高めてくれるが、価格が高く、カメラ・レンズの設計が大きくなりがち。
  • APS-C機は全体のバランスが良く、最初のカメラ導入時にすすめられることが多い。上位機種はフルサイズ機並みの性能と価格。
  • マイクロフォーサーズ機は小型コンパクトで、価格も安価なものが多い。暗所性能など頼りないところもあるが、十分なスペック。

センサーサイズについての解説でした。

センサーサイズについて理解できれば、必要なカメラもわかってきます。

センサーサイズもカメラを選ぶ際の一つの判断基準にしてみてください。

個人的には、フルサイズ機から導入するのもありかなと(笑)。

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この記事を書いた人

zookomi0124のアバター zookomi0124 東北のフォトグラファー

「おくのほそみち」というテーマで、東北を中心とした写真を撮影しています。
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