機材レビュー

【SONYα7Ⅳレビュー】SONYα7Ⅳは撮影の満足感を満たしてくれるカメラ

α7Ⅳレビューアイキャッチ画像
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こんにちは。zookomiです。

α7Ⅲの後継機として新たに発売されたα7Ⅳ

 

この記事はα7Ⅳを使用して感じたレビュー記事です。

 

「Beyond Basic」という名目で写真も動画もいける、新たなスタンダードという立ち位置で発売されたSONYのフルサイズ機のカメラです。

 

スタンダード機といえど、価格は約30万円。もし購入するとしたら、勇気のいる買い物になりますよね。

 

SONYのカメラでフルサイズデビューする方もいるのではないでしょうか?

 

または、他のメーカーからの乗り換えも考えている方もいると思います。

 

いずれにせよ高額な買い物なので、失敗したくないですよね。

 

私はα7Ⅳ購入して半年が経過しました。半年間使ってきたいいところやデメリットを率直にお伝えできればと思います。

 

結論を先に述べると、使っていて十分に満足することができるカメラです。

 

これからα7Ⅳを購入する方の一助になれば嬉しいです。

 

この記事がおすすめな方

・α7Ⅳを購入するか悩んでいる方。

・他のカメラメーカーから乗り換えを考えている方。

・作例や使った感じなど、生の声を聞きたい方。

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α7Ⅳのスペック

レンズマウント Eマウント
センサー 35 mmフルサイズ
カメラ有効画素数 約3300万画素
手ぶれ補正 5.5段
連写速度 Hi+時: 最高約10コマ/秒、Hi時: 最高約8コマ/秒、Mid時: 最高約6コマ/秒 、Lo時: 最高約3コマ/秒
質量(g)(バッテリーとメモリカードを含む) 約658 g
外形寸法 約131.3 x 96.4 x 79.8 mm、約131.3 x 96.4 x 69.7 mm (グリップからモニターまで)

※ソニーストアから引用

 

私が注目したスペックをまとめてみました。

 

他にもソニーストアのホームページには膨大なスペックが記載されていますので、細かなスペックを知りたい方はそちらで確認することをおすすめします。

 

その他の細かなスペック

 

画素数が3300万画素であることや手ぶれ補正が5.5段になっているなど、前作のα7Ⅲよりも確実な進化を遂げています。

デメリット4選

カメラを購入するときにまず気になるのがデメリットですよね。

私が使用して感じた4つです。

1 価格が高い

価格が高いイメージ

一番のネックはなんといっても価格です。

 

スタンダードの立ち位置で価格約30万円をどう考えるかです。α7Ⅲから約10万円値段が上がっています。

 

買い替えを考えている方は、価格差10万円をポンと出すことができるくらいの価値があるのか考えどころですよね。

 

ちなみに私はα7Ⅲを約4年間使ってきました。その間大切に使ってきたこともあり,1度も壊れることなく使うことができ、α7Ⅲは十分に役目を果たしてくれました。

 

満足度の高い買い物でした。

 

買い替えの時はレンズと合わせて20万円で譲り受けてくださった方もおり,十分元を取りました。

2 バッテリーの保ちが思ったよりも良くない

バッテリーの持ちイメージ

バッテリーの保ちが思っているよりも良くありません。

 

1日中撮影するにバッテリー1本では不安です。

 

少なくとも2本、寒い時や連写等を多用するのであれば3本は欲しいです。

 

私は1度の撮影で多くて300枚ほどです。そのため、2本あれば1日の撮影は安心できます。

 

ポートレートなどでたくさんの撮影をするのであれば、予備も合わせて3本持っていると安心できるのではないかと感じています。

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3 L型プレートとバリアングル液晶の相性が悪い

相性が悪いイメージ画像

α7Ⅳに限った話ではありませんが、L型プレートとバリアングル液晶の相性があまり良くありません。

 

私はL型プレートはSmallrigの物を使用しています。

 

三脚を使用するときに縦にも横にもすぐに対応できるので、非常に便利です。

 

しかし、バリアングル液晶で、液晶画面を回転させるときにL型プレートにぶつかってしまうことが度々あります。

 

バリアングル液晶がL型プレートに干渉してしまう画像 バリアングル液晶がL型プレートに干渉してしまう画像

 

小さなことなのですが、夢中で撮影しているときはストレスになってしまいます。

 

4 ずば抜けている点がない

個性がないイメージ画像

スタンダード機なので、個性がないと言われたら、それはそうですよねとなりますが・・・・・・

 

よく言えば、バランスが取れていて扱いやすい。

 

悪く言えば個性がない。

 

尖っている部分は無く、優等生カメラと言えます。

 

カメラに個性を求めている方には向かないカメラといえます。

実際に使ってみて良かった7つのこと

良かった点のイメージ画像

1 コンパクトなサイズ・重さ

α7Ⅳの全体画像

サイズ感はコンパクトです。しかし、α7Ⅲと比べると少しグリップ面が大きくなっている若干大きくなっているようですがそれには意図があります。

 

その意図というのは、持ちやすさ(グリップ感)をアップさせるためだと考えられます。

 

α7Ⅲだと手が大きい方は小指がボディに収まらなかったようですが、α7Ⅳはグリップが改善され、小指のはみ出しが少なくなったようです。

 

私はあまり手が大きくないので、小指がはみ出るなどの問題点はありませんでした。

 

α7Ⅳを持った感じの画像

 

次に重量感です。

 

ボディは658g。レンズをつけると大体1kgを超えてきます。

 

それでも本格的な一眼カメラとしては十分コンパクトです。持ちやすさもアップしているので、体感1kg以上あるようには感じません。

 

カメラバッグに入れて何時間も持ち歩くと疲れは感じますが、少し昔のカメラと比べると軽快に持ち運ぶことができます。

 

2 撮影に集中できる操作性

撮影に集中をイメージする画像

α7Ⅲ同様、よく使うボタンやダイヤルは右側に収められています。

ボタンやダイヤルの位置の画像

 

ボタンやダイヤルの位置の画像

 

私はよく絞り・露出補正・iso感度・ドライブモードの変更をします。

 

それらが、右手の親指一本でコントロールできるのはありがたいです。

 

ファインダーを覗きながらでも操作できるので、撮影に集中することができます。

 

操作性はα7Ⅲを使っていたからというのもありますが、直感的に使えるのはいいですね。

3 ありがたいバリアングル液晶

感謝の画像

デメリットの1つに、L型プレートとバリアングル液晶の相性は悪いと言いました。

 

しかし、バリアングル液晶自体には非常に満足しています。

バリアングル液晶とは?

液晶画面が180°回転し、様々なアングルで撮影できるメリットがあります。

 

α7Ⅲはチルト液晶でした。特にローアングルで撮影するときにしゃがんだり、無理な姿勢でモニターを見たりする必要があり、撮影しにくいと感じていました。

 

α7Ⅳから付いた待望のバリアングル液晶。

 

ファインダーを覗き込むのが難しい場面でも、大体のことが液晶で確認できるようになったのは大きいです。

 

撮らなくてもいいや

↓から

このアングルで撮影したらどうだろう?

と、撮影への意欲が向上し、意識が変化しました。

 

人によっては些細な変化かもしれませんが、私にとっては、かなり大きな変化で買い替えるきっかけにもなりました。

4 電源を切ったときにシャッター幕が降りる

電源OFF時にシャッター幕が降りる

設定を変更すると、電源を切ったときにシャッター幕が降りてセンサーを守ってくれます。

 

α7Ⅲの場合は、特にシャッター幕が降りるなどはなく、センサーがむき出しでした。

 

それでも、センサーに傷がつくなどの大きなトラブルは無かったのですが、レンズを交換するときにセンサーにゴミが付きやすく困っていました。

 

ゴミがつきやすいと、写真をレタッチするときにゴミの除去をしなければならない手間や定期的にセンサーのクリーニングを行う必要があります。

 

α7Ⅳになり、電源オフのときにシャッター幕が降りるようになりました。

 

センサーをある程度保護してくれるため、レンズ交換のときに余裕が生まれて安心につながります。

 

しかし、完璧にセンサーを守ってくれるわけではありません。ゴミも入ります。

 

定期的なケアは必要ですが、ケアの頻度が下がった分、レタッチにも前向きに取り組みやすくなりました。

5 安心感のある手ぶれ補正

安心感を表す写真

α7Ⅳでは手ぶれ補正が5.5段とα7Ⅲから0.5段向上しました。

 

α7Ⅲの5段でも十分でしたが、さらに手ぶれを防ぐことができるのはありがたいことです。

 

最近では、レンズ側にも手ぶれ補正がついているものもあるので、手ぶれによる失敗はほぼなくなってきました。

 

レンズもカメラも小型・軽量化が進んできているので、片手持ちで軽快に撮影することができます。

 

撮影していて「ピタッ」と止まる感覚は気持ちがいいです。

 

6 3300万画素という絶妙な画素数

画素数のイメージ画像

画素数もα7Ⅲと比較すると向上しています。

α7Ⅲ α7Ⅳ
2400万画素 3300万画素

 

フラッグシップ機だとさらに上の4000万画素や6000万画素などがあります。

 

フラッグシップ機だと画素数がありすぎて、データが重くなってしまい扱いにくいといと感じています。

 

画素数が向上し、データが重くなる→パソコンやレンズのアップデートが必要になる。

 

他の要素にも大きく影響してしまうんですよね。金銭面的にかなりしんどくなります。

 

3300万画素だと、α7Ⅲの2400万画素から少し上がったくらいですので、影響は少ないです。

 

2400万画素だと気持ち物足りないんだよなと思っていたので、この微増はうまくバランスを取ったアップデートだと感じています。

 

正直スタンダード機で4000万画素とかあっても困りますよね・・・・・・

7 コストパフォーマンスが非常にいい

画素数・手ぶれ補正・バリアングル液晶・シャッター幕・その他多くの機能を見てみると写真だけでなく動画も十分撮影できるスペックがあります。

 

写真と動画の両方取りできるのはかなりコストパフォーマンスに優れているのではないでしょうか?

 

価格はネックになってきます。しかし、約30万円出す価値は十分にあるカメラだと感じています。

 

まとめ:トータルバランスが高い名機

これまで見てきた項目を表にまとめました。

 

α7Ⅲとの比較表です。

 

スペックの向上やバランス等の参考にしてみてください。

機種 α7Ⅲ α7Ⅳ
重量 約650g 約658 g
外形寸法 約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 73.7(奥行き)mm

約126.9(幅) x 95.6(高さ) x 62.7(奥行き)mm(グリップからモニターまで)

約131.3 x 96.4 x 79.8 mm

約131.3 x 96.4 x 69.7 mm (グリップからモニターまで)

画素数 2400万画素 3300万画素
手ぶれ補正 5段 5.5段
液晶 チルト式 バリアングル式
価格 約24万円 約30万円

細かなスペックはこちらから

→α7Ⅲ

→α7Ⅳ

重量や外径などが少し大きくなりましたが、意図ある変更のためデメリットにはなりません。

 

α7Ⅳはトータルバランスがよく、価格や性能のバランスからコストパフォーマンスが高い優良なカメラと言えます。

α7Ⅳはこんな方におすすめ

  1. α7Ⅲからの買い替えしたい方。
  2. フルサイズデビューで失敗したくない方。
  3. 写真にも動画にもチャレンジしたい方。
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私は購入して半年が経ちますが、使用していて満足感を感じています。撮影の楽しさが以前に比べ増しました。

 

レンズについてのレビュー等はこれからも掲載しますので、お楽しみに!

 

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私が撮影したギャラリーもありますので、ぜひご覧ください。