こんにちは。zookomiです。
今回の記事ではストリートスナップを撮影するときのポイントを解説していきます。
- スナップ写真を撮るのは好きだけど、どう撮ったらいいかわからない。
- もっとかっこいいストリートスナップが撮りたい。
- どうしたら良い雰囲気のストリートスナップが撮影できるのか知りたい。
私もストリートスナップを撮り始めたときはこんなことを考えながら撮影していました。
よりかっこいいストリートスナップを撮るための7つのポイントを解説します。
結論から言うと次の7つです。
ストリートスナップは季節を気にすることなく撮りに行くことのできる撮影スタイルです。
写真が上手くなりたいならストリートスナップは最高の近道と言っていいでしょう。
- ストリートスナップの基本の撮り方。
- ストリートスナップの構図。
- ストリートスナップ撮影の注意点。
- ストリートスナップに最適なカメラ・レンズ。
それでは解説いきましょう。
ストリートスナップ7つのポイント
この章ではストリートスナップの7つのポイントを具体的に詳しく解説していきます。
ポイントは次の7つ。
とにかく歩く|被写体と構図を探す
ストリートスナップで大切なことは歩くことです。
たくさん歩くことで、いい被写体に出会うことができます。さらに、構図を探すには歩いて様々な視点で撮影することが大切になってきます。
たくさん歩いて、いいなと思ったら写真を撮る。
歩いて撮るだけであれば近所でもOKです。散歩のついでに写真を撮るのもありですね。
ちなみに散歩するときにはコンパクトなカメラやレンズをおすすめします。
中でも特にGRは最高ですね。
ポケットに入りますし、取り出し、機動性の快適さを考えるとスナップ撮影に最適なカメラです。
レンズはこちらがおすすめ。
同じ場所を歩いて撮ることを続けいていくと季節によって変わる光の入り方や、時間帯によって変わる空の表情がわかったりと、発見がたくさんあります。
例えば、上の写真の場所は冬にしかこの光が入りません。
印象的な写真を撮影するためには季節や光、時間帯を気にする必要があります。
歩くことで良い被写体に出会える可能性がグッと高まりまね。
- 歩くことでいい被写体と構図に出会える可能性が高まる。
- 歩くことで、季節による光の入り方やいい時間帯を知ることができる。
待つ|いい場所を見つけたら我慢も必要
歩いている中で、いい場所を見つけたら少し待ってみることをおすすめします。
ずっと歩いていると、いざ良いシーンに出会っても見逃してしまうことがあります。
動きながらだと、ピントが外れたり、ブレてしまう可能性が高くなってしまいます。
いいなと思った場所では少し待ち、どのような人が通るのか観察したり、猫などの被写体がいるのかなど探索するのもありでしょう。
いつでもシャッターを切れるように心構えをしておくことが大切です。
上の写真は、待つことで撮れた写真です。
これを撮る前の私のイメージは、「雨の日に雰囲気のある横丁を傘をさして一人歩くサラリーマン。」というものです。
まさにずっと撮影したかったイメージにバッチリハマる写真が撮ることができました。
このときに待った時間は15分ほど。
他の場所にも移動して撮影したかったのですが、ちょうどサラリーマンの帰宅時間とかぶっていたので粘ってみることにしました。
待つと言っても何時間も待つわけではなく、私の場合は待っても15分から20分くらいにしています。
刻一刻と変わる光や状況を考えれば、他の場所に移った方が良い場合もあります。
- 良い場所を見つけたら待つことも大切。
- 待っても数十分。待ちすぎない。
視点を変える|上から撮るか下から撮るか
視点を変えてみるのもおすすめです。
歩道橋などに登り、少し上から撮影してみたり、しゃがんで少し下から撮影してみたりすることで写真の雰囲気がグッと変わります。
上の写真は歩道橋に登って撮影しました。
雪の日に撮影しています。ポツンと歩く人と傘が良い雰囲気を出してくれています。
視点が上からに変わることで、違った印象の写真が撮れるでしょう。
また、地面を見ていると意外な被写体が見つかります。
例えば空き缶です。
上の写真はなんてことない空き缶なのですが、ローアングルで撮影することで映画のワンシーンのような一枚になりました。
雰囲気を変えるにはアングル以外にも、フィルターを変えるのもおすすめです。
- 歩道橋などに登り、上から撮影する。
- 下から煽って撮影したり、地面に落ちているものを被写体にしたりする。
背景を意識する|印象的な壁や看板を見つける
背景を意識すると、印象的な写真になります。
特に街中には面白い壁がたくさんあります。
都会に行けば行くほど、派手なものが多い印象です。
飲み屋が集まる繁華街には特に多いですね。
上の写真は人の頭上に大きな目立つ看板が配置されています。
上に大きな看板、下に人が入ることで、物語性が生まれたりや情緒的な写真になったりします。
大きな看板や面白い壁、ネオンが集まった場所などを探してみることをおすすめします。
印象的な背景を入れ込むだけで、写真の質がグッと上がります。
- 色が派手な場所や印象的な壁や看板を探す。
光と影を意識する|写真の鉄則
写真を撮るには欠かせない光。ストリートスナップは特に影を意識してみることが大切です。
光と影を意識することができると、ドラマチックな写真を撮影することができるようになります。
時間帯としては夕方の逆光が狙いやすいので、ぜひチャレンジしてみましょう。
いつも見ている景色とは違い、印象的なシーンになることが多いです。
この写真は夕方の光が入ってきたときの写真です。
人の影も伸びていて、情緒も感じることができる印象的なシーンになっています。
また、光の種類が変わる朝の光を狙っってみることもおすすめです。
神社にいた猫を撮ったのですが、朝の爽やかな光がちょうど猫に当たり、猫が神々しく写りました。
この神社を守っている猫でしょうか。少し日がのぼってから時間が経ち街中に光が差し始めた頃に出会ったシーンです。
階段に光が当たっている部分と影になっている部分があります。そのコントラストが印象を強めています。
印象を強める要素になっているのが、実は影です。
手摺の模様が影になり、写し出されることで印象的な写真になります。
- 朝や夕方のドラマチックな光を狙ってみる。
- 影を意識するとストリートスナップは面白くなる。
奥行きを見つける|写真に立体感を出す
印象的なストリートスナップを撮るには奥行きも大切です。
写真は平面的なものです。しかし、撮る角度を工夫すると奥行きのある写真になり立体感が増します。
例えば、奥まで続く一本道を斜めから角度を変えて撮ることで、グッと奥まで吸い込まれるような写真になります。
正面から撮影するのも決して悪いわけではなく、インパクトのある写真になるのでありです。
角度を意識しながら何枚か撮影してみると良いでしょう。
奥行きのある道を撮影するのにおすすめは望遠レンズを使うことです。
望遠レンズを撮ることで圧縮効果を狙うのもインパクトのある写真になります。
望遠レンズは高価な物も多いので、レンタルで試すのもアリです。
\ ラインナップを見てみる/
圧縮効果:被写体と背景の距離が圧縮されたように写る効果。
NICO STOPの記事で詳しく解説されているので、参考にしてみてください。
同じ場所ですが、正面から撮影した写真です。
奥に見える電線と影の濃さなどが相まり、インパクトのある写真になっています。
角度や使うレンズを変えると、印象が大きく変わるのがわかります。
ついつい夢中になると正面から撮影してしまいがちですが、いろいろな角度で撮影することが大切です。
- 奥行きのある場所は写真に立体感を与えてくれる。
- 正面や少し斜めからなど角度を変えながら撮影する。
- 望遠レンズを使用すると、圧縮効果で印象的な写真が撮れる。
お祭りなどの行事を撮影する|非日常を狙う
お祭りなどの行事は普段では味わえない特別な時間です。
決められた時間の中で、進むイベントもあれば、飾りなどで街が華やかに装飾される年に1日または数日しかない非日常を味わえる時間です。
被写体もたくさんあり、カメラを持っている人も多く楽しく撮影できるでしょう。
上の写真は、仙台七夕の様子です。普段はどこにでもある商店街ですが、七夕のときは七夕飾りが飾られ一気に華やかになります。
ぜひ、お祭りの撮影もストリートスナップの一つとして楽しんでみてください。
- お祭りもストリートスナップの要素を多く含んでいる。
ストリートスナップの注意点2選
ストリートスナップを撮影する際の注意点も見ておきましょう。
- 真正面から人を撮らない
- 堂々と撮影する
人が写り込む場面が多くあり、肖像権の問題が出てくるので注意しておく必要があります。
肖像権に関する解釈
自分の姿を勝手に撮影されたり公表されたりしない権利
人が写真に写ることがすべてダメというわけではなく、撮影場所や撮影目的、撮影方法などを総合的にみて、被写体にとって社会生活を送る上で「受忍すべき限度」を超えている場合にのみ肖像権侵害として違法となります。
『ふぉーかす』
真正面から人を撮らない
正面から人の顔が写るように撮るのは表現の自由もり、全てがダメということではありません。
しかし、マナーとして控えた方が安全です。
写っている人に興味ある人なんか正直いないでしょうし、調べる意味もありませんし、調べることも難しく、調べるには膨大な時間も必要です。
しかし、みな肖像権を持っているので、注意しておく必要はあります。
致し方なく、写り込んでしまう場合もあります。
たくさんの人がいるので仕方のないことですが、正面からは極力撮らない意識だけはしておくことが大切です。
街中で撮影するときは後ろ姿や傘で顔が隠れているところなど、人が特定されないように撮ることをおすすめします。
堂々と撮る
ストリートスナップを撮っていると、声を掛けられたり変な目で見られたりすることがあります。
無闇に怖がる必要はなく堂々と撮りましょう。
挙動不審にキョロキョロしながら撮影している方が怪しまれます。
最近はカメラを持っている人も増えました。
何を撮っているのかなんて、他の人たちは気にしていません。
気にする人は自意識過剰であり、もし声をかけられたら、撮っている写真を見せて堂々と説明することができればいいのです。
ストリートスナップは楽しいものです。
ぜひ楽しみながら、撮影してほしいと思います。
- 人を真正面から撮らない。
- 堂々とする撮影する。
ストリートスナップにおすすめのカメラ・レンズ
おすすめのカメラ|コンパクトが最適解
ストリートスナップの撮影で特におすすめなのが、GRシリーズです。
スナップシューターと言われるGRシリーズは焦点距離が28mm〜40mmのコンパクトカメラです。
価格は10万円を超え、決して安くはありません。
しかし、写りの良さやコンパクトさを考えるとスナップには最適なカメラといえます。
おすすめの焦点距離|レンズを考える
おすすめの焦点距離は28mm~85mmです。
GRシリーズは焦点距離が28mm〜40mmで、私が推奨する画角になります。
カメラに付けるレンズであれば、単焦点レンズがおすすめです。
ズームレンズだと、ズームする間に被写体が変わってしまう可能性があるので、瞬発力を大切にできる単焦点レンズがいいでしょう。
私はSonyのカメラも使っているので、Sonyのレンズもおすすめです。
Sonyから35mm~85mmのレンズは良質なものが出ています。
この3本は間違いないです。
写りを本気で考えるなら次の一本も視野に入れてもいいですね。
レンズは高価なもの。
簡単には購入できないので、レンタルして使用してから購入もありです。
\ ラインナップを見てみる/
ストリートスナップにはあまり多くのレンズを持っていかず、1つのレンズで撮影するのも楽しみの一つです。
まとめ|ストリートスナップは写真の基本が詰まっている
今回の記事はストリートスナップについて解説しました。
ストリートスナップには写真の基礎が詰まっています。
ぜひ、たくさん撮って自分の腕を上達させていきましょう!
それではまた!
最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!
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