【ボケ写真で幻想的な世界を】ボケ写真を撮る3つのポイントと機材がわかる

こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。

この記事はボケ写真の撮り方を解説する記事です。

カメラを始めたのであればまず真っ先に撮りたくなるのは、そう、【背景がボケた美しい写真】

ボケ写真は幻想的で素敵な表現方法の一つです。初心者も中級者も上級者もカメラをやっている方であれば必ず使う表現方法です。

カメラ初心者であればまずボカすこと、中級者以上であればボケを使って何を表現するのかが大切になります。

この記事はこんな悩みを解決
  • うまく背景がボケない
  • ボケない原因がわからない
  • ボカすための設定がいまいちわからない
  • 使っている機材はこれでいいのかわからない

実際には適当に操作していてもなんとなくボケ写真は撮れてしまいます。

しかし、ボケも意図的に使えるかどうかで、写真の上達スピードが格段に変わってきます

ぜひ、ボケ写真をマスターしましょう。

この記事の結論から

うまくボケを出すためのポイントまとめ
  • F値の値を小さく設定できる単焦点レンズを使用する
  • 単焦点レンズがない場合は、できれば望遠側で撮る
  • F値の値を小さく設定する
  • メインの被写体に近づく
  • メインの被写体と背景との距離を取る

それでは結論を踏まえて解説をしていきます。

目次(タップできる目次)

ボケ写真を撮るための3つのポイント

ボケ写真はポイントを押さえると、簡単にできる撮影テクニックです。

ポイントを見てみましょう。

ポイント1|被写体との距離

ボケる写真を撮るためのポイント1つ目は被写体との距離です。

被写体に近づいて撮影することで、ボケやすくなります。意識的に近づいて撮影してみましょう。

ボケ写真の撮り方の解説画像

レンズには最短撮影距離というものがあります。最短撮影距離よりも近づくと、ピントが合わなくなるので注意してください。

最短撮影距離の確認方法を解説する画像
最短撮影距離についての解説画像

逆に被写体から離れて撮影するとあまりボケません。

被写体までの距離が離れているとボケにくいことを解説する画像

被写体から離れて撮ることで、次に説明する奥行きと関係してくのですが、被写体と背景の距離が近い状態になります。そうするとピントが合う範囲が広くなるため、ボケにくくなります。

ポイント2|奥行きのある場所で撮る

ボケる写真を撮るためのポイント2つ目は被写体と背景との距離です。

被写体から背景までの距離でボケ感が変わることを解説する画像

ピントは平面に合います。被写体と同じ横並びにあるものには、ピントが合ってしまいます。

大きく背景をボカしたい場合は真っ正面からではなく、立ち位置をずらして撮影することで奥行きを出すことができます。

また、並木道や広い場所で撮影することで、被写体と背景の距離を確保しやすく、背景がボケた印象的な写真を撮影することができるので、ロケーションも考えてみましょう。

メインの被写体が決まっている場合は、背景との距離や角度を意識して撮影しましょう。

ポイント3|F値の値は小さくする F1.8〜F2.8

ボケる写真を撮るためのポイント3つ目はF値の値を小さく設定することです。

できればF値を小さい値に設定できるレンズで、F1.8〜F2.8くらいに設定できるとボケは大きくなります。

F値の違いによるボケ量の違いを解説する画像

F値についてより詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてみてください。

使用する機材は3つを意識

背景などがボケた写真を撮るためには機材も重要になってきます。

スマートフォンでも最近はぼかした写真を撮影することができますが、ボケの美しさは一眼カメラには及びません。

ここでは美しく、大きなボケを出すための機材の選び方を解説していきます。

単焦点レンズを使用する

FE50mmF1.4GMピントリングと絞りリングの画像

1つ目は単焦点レンズを使用することです。

単焦点レンズはズームレンズのように焦点距離を変えることができませんが、その代わりF値を小さくすることができ、多くの光を取り入れることができる設計になっています。

F値を小さい値に設定することで、大きなボケを作り出すことができます。

最近カメラを買ったばかりの方はもしかしたら、キットレンズを使用しているという方も多いのではないでしょうか?

正直なところキットレンズだと、設計上F値を小さく設定することが難しいです。

ボケを楽しみたいのであれば、単焦点レンズを検討してみるとよいでしょう。

おすすめの単焦点レンズはこちら。比較的安価で、取り入れやすいレンズです。

どちらのレンズもF値が1.8まで設定することができるので、間違いないレンズです。

写りもよく、写真を楽しむのにはもってこいのコスパの良いレンズですね。

広角レンズより望遠レンズ

SEL70200GM2外観

2つ目は広角レンズより望遠レンズを使用することです。

焦点距離の短い広角レンズは全体を写すために作られているレンズです。設計上、ボケにくくなっています。

決してボケないというわけではないのですが、ボケを重視するのであれば焦点距離の長い望遠レンズを使用することをおすすめします。

望遠レンズの焦点距離は70mm〜が一般的です。

単焦点レンズでも十分カバーできる焦点距離です。焦点距離70mm以上の単焦点レンズでもありでしょう。

よりボケを楽しむならフルサイズのカメラ

3つ目は、よりボケを楽しむのならフルサイズセンサーのカメラを選択することをおすすめします。

センサーサイズの種類についての解説画像
カメラのセンサーサイズのイメージ

APS-Cでもマイクロフォーサーズのカメラでも、レンズ次第で十分ボケを楽しむことができます。

しかし、フルサイズ機だと光を多く取り入れることができるなどメリットもあり、より背景ボケなどを楽しむことができます。

センサーサイズに関しては別記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ただ、フルサイズセンサーのカメラは簡単に手を出せる価格ではありません。

よく吟味する必要があります。

ちなみに私が使用しているカメラは、です。

フルサイズの導入機としては高価ですが、あまりあるメリット感じています。

まとめ|ボケ写真は簡単で楽しい

今回の記事では、ボケ写真を撮影するための3つのポイントと機材についての解説をしました。

まとめると、次のようになります。

うまくボケを出すためのポイントまとめ
  • F値の値を小さく設定できる単焦点レンズを使用する
  • 単焦点レンズがない場合は、できれば望遠側で撮る
  • F値の値を小さく設定する
  • メインの被写体に近づく
  • メインの被写体と背景との距離を取る

ポイントを押さえれば、背景をボカした写真を撮影することは難しくありません。

慣れてしまえば呼吸をするかの如くサクサク撮影することができる撮影技法です。

「ボケ」はカメラを購入して最初に楽しめる表現方法。

ボケ写真を撮れれば、写真がグッと楽しくなりますよ。

一緒に写真を楽しみましょう。

今回は以上です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!

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この記事を書いた人

zookomi0124のアバター zookomi0124 東北のフォトグラファー

「おくのほそみち」というテーマで、東北を中心とした写真を撮影しています。
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