こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。
今回の記事はGITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542のレビュー記事です。
GITZOといえば、最強の三脚を作り続け、かつ100年を超える歴史あるメーカー。
特に王道と言われるGITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542を購入し、使用してきたのでメリットとデメリットを含め、率直にレビューしていきたいと思います。
メリット | デメリット |
---|---|
風景撮影で持ち運べる大きさ 堅牢性 過酷な風景撮影に耐えれる重さ 長く使える|メーカーサポートの充実 快適な操作性 所有欲を満たしてくれる トータルバランスの高さ | やはり重たい 大きい 石突きが外れやすい 価格が高い |
- 風景をメインに撮影している方
- 2本目の三脚を本格的な三脚にしたい方
- GITZOを使ってみたい方
結論から言うとGITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542は中級者以上の方が使う三脚です。
1本目持ち運びしやすいトラベラー三脚を持っているけれど、物足りない場面が出てきてので、2本目は本格的な三脚にしたいという方向けです。
その中でも、GITZOが気になり、使ってみたい気持ちが強い方は絶対使ってみるべきです。
使用していると当然不満な点も出てきますが、風景をメインに撮影している方にとっては、撮影の満足度を高めてくれる最強の三脚の一つだと感じました。
三脚の選び方などがいまいちわからないと方は三脚の選び方についての記事もありますので、あわせてお読みください。
結論等を踏まえ、詳しく解説します。
それではいきましょう。
スペックと立ち位置
ここではGITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542の基本スペックとどのような立ち位置の三脚なのかを解説します。
スペックまとめ
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542の基本スペックです。
重量 | 1.68kg(雲台無し) |
---|---|
脚段数 | 4段 |
全伸高 | 165.5cm |
最低高 | 15cm |
格納高 | 56cm |
全伸高(センターポールを伸ばさない状態) | 137.5cm |
脚ロックタイプ | ツイストロック |
素材 | カーボンファイバー |
脚チューブ径 | 18.3,21.7,25.3,29mm |
最大荷重 | 22kg |
大きさに対して重量が軽いです。さらにどんな機材が来ても怖くない耐荷重です。
脚のチューブ径も最大29mmと安心して使えますし、全部伸ばすとアイレベル、それ以上まで伸びます。
折り畳んだ状態(雲台なし)で56cm。正直大きさを感じますが、このスペックから考えるとコンパクトに収まっているといえます。
マウンテニアGT2542の立ち位置
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542はGITZO(ジッツオ)の中でも定番、王道の三脚です。
剛性と軽量性のバランスをよく考えられて作られており、焦点距離200mm以上の大きな望遠レンズを装着した一眼レフやミラーレス一眼を使用してもびくともせず、どのようなシーンにも対応可能です。
大きさ・重さ・耐久性など、全てハイレベルに設計されているので、完璧を求めるフォトグラファーには最適な一本と言えます。
GITZO(ジッツオ)の最初の一本に相応しい三脚だと私は考えています。
GITZO マウンテニアGT2542の外観
実際の大きさや見た目を見ていきましょう。
脚を伸ばして立てた状態
脚を全部伸ばした状態(雲台なし)で約145cmくらいの高さになります。
雲台をつけると約155cmになります。十分な高さですね。
センターポールを伸ばした状態
センターポールを伸ばすと、約165cm(雲台無し)まで伸ばすことができます。
雲台を装着すると170cmを超える高さになります。一般男性の平均身長くらいまで高くなりますので、様々な撮影に対応することができるでしょう。
ローアングル撮影
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542でローアングル撮影する際は上の写真の状態まで広げることができます。
しかし、センターポールも伸ばさないと上の写真の状態にはならないので、個人的にはローアングル撮影には適していいと感じています。
閉じたときのサイズ感
閉じた状態は上の写真の状態です。
閉じた状態での高さは約56cm(雲台無し)。雲台を付けると約66cm。人によっては大きさを感じると思います。
しかし、スペックに対して考えると十分コンパクトと言えます。
ツイストロック
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542はツイストロックが採用されています。
ツイストロックは上の写真でいうと、黒い部分を回して高さを調整するタイプのものです。
慣れるまでは少々使いづらさを感じるかもしれませんが、慣れるとサクサク準備ができます。
特に困ることはありませんし、今ではツイストロックが主流です。
カーボンの素材感
素材感です。カーボンで作られている三脚は、網目の模様があります。
GITZOらしい高級感のある見た目で、美しい作りになっています。
見た目からも作りの良さや丈夫さがわかります。
GITZO マウンテニアGT2542を選んだ7つの理由
理由1|風景撮影で持ち運べる大きさ
私は風景の撮影をメインにしているので、三脚を使用する機会が多いです。
山や海は風が強いことも多く、軽量な三脚を使用していると風に負けてしまうことがあるなどの不安がありました。
また、車での移動も多く、長時間歩かないことを考えると多少大きくなっても三脚の大きさを優先し、GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542を選びました。
理由2|堅牢性
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542はどのような環境下でも耐えられる作りをしています。多少荒く使用してもそう簡単に壊れるものではありません。
風景撮影の場合だと、岩場や足元の悪い環境に出会うことがあります。多少ぶつけたりしてもびくともしないので安心して使用できます。
当然ですが、長年使用していると傷がついてきます。その傷が勲章とも感じらるかもしれません。
使い込むうちに素敵な相棒になるのではないかと思っています。
しかし丈夫だからといって投げたり、踏んだりしたら壊れますので気を付けてくださいね。(そんなことをする方はいないと思いますが……)
理由3|過酷な風景撮影に耐えられる重さ
三脚は持ち運びを考えると軽量の方が良い場合もあります。
しかし軽量すぎる三脚は、重い機材を乗せると脚がたわんだり、倒れる可能性があります。
三脚の重量と持ち運びやすさのバランスはとても大切になってきます。
- 重量:風に負けないくらい重さで1.5kgが目安
- 被写体:風景撮影
風景撮影を撮影際に、安心感ある重量は1.5kgあたりを目安にし、数ある選択肢からGITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542を選びました。
ただ、三脚も一本あれば全てに対応できるものではありません。
何本か持ち、撮影環境などに合わせて選ぶことができるのがベストです。
重量が重いだけだと、センターポールの部分など不安定な場所も出てきます。そこで大切になるのは素材です。
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542はカーボンで作られているため、作りが堅牢かつ軽量化がなされており、絶妙なバランスで作られていると言えます。
同じスペックでアルミだともう数百g重くなり、持ち運ぶのに億劫になってしまうでしょう。
理由4|長く使いたいからメーカーサポートが大切
長く使うことを考えると、メーカーサポートが大切になってきます。
しっかりとした修理やメンテナンスができたり、保証が効いたりすることはユーザーにとってありがたいことです。
いくら堅牢性があったとしても、使っていれば壊れることや操作が以前より快適ではなくなるときがきます。
三脚の大手メーカーであるGITZOはメーカーサポートもしっかりとしているので、安心感があります。
理由5|快適な操作性
三脚は立てるだけではなく操作性も大切です。
縦位置や横位置で撮影する際にスマートに変えることができたり、雲台の動きがスムーズであったりすることは、撮影する中でのストレスを軽減させ、撮影に集中することができます。
風景撮影の場合、ベストな時間は短く、限られています。
三脚を準備するのにもたついたり、設置してから微調整をかけるのに手間取ったりすると、ストレスになります。
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542は使う側のことをよく考えられているので、操作も直感的にできるので準備や調整はサクサク快適です。
理由6|所有欲を満たしてくれる
いい道具を持っていると、やはり所有欲が満たされるものです。
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542は王道の三脚であり、本格的に風景撮影をする方にとっては憧れの三脚に一つです。
所有していると満足感があります。大切に使いたい気持ちになり、長く使用していきたいと思えます。
所有欲を満たしてくれる道具は普段の撮影も充実させてくれますね。
理由7|トータルバランスが良い
ここまで私がGITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542を選んだ理由を見てきました。
7つの理由から、トータルバランスがいいことがわかります。
特に風景を撮影する方にとっては、十分満足できるスペックだと感じています。
デメリット4選
デメリット1|重たいと感じる場面がある
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542は風景などある程度過酷な状況を想定して作られているため、重量感があります。
たまにしか三脚を使用しな場合は、選択肢には入らないです。
トラベラー1型という選択肢もあり
購入時にはトラベラー1型とも迷いました。
GT2542 | GT1545T | |
重量 | 1.68kg | 1.45 kg |
脚段数 | 4段 | 4段 |
全伸高 | 165.5cm | 163.5 cm |
格納高 | 56cm | 42.5 cm |
全伸高(センターポールを伸ばさない状態) | 137.5cm | 140.5 cm |
最低高 | 15cm | 32.5cm |
脚ロックタイプ | ツイストロック | ツイストロック |
素材 | カーボンファイバー | カーボンファイバー |
脚チューブ径 | 18.3,21.7,25.3,29mm | 14.7, 18.2, 21.7, 25.3 mm |
最大耐荷重 | 22kg | 10 kg |
持ち運びやすさ等を考えると、トラベラー1型は十分にありではないかと思います。
デメリット2|大きいと感じる場面がある
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542はトラベラー三脚ではないので、閉じた時の状態でも大きさを感じる場面が出てきます。
格納時の高さは雲台なしで56cm。雲台をつけると約60cmを超えます。
持ち運ぶのには多少苦労する大きさとなり、カメラバッグのサイドポケットに入れるには難しい大きさになってきます。
デメリット3|石突きの外れやすさ
意外と、石突きが外れやすいです。
私のメンテナンス不足もありましたが、使っているとだんだんネジが緩んできます。
石突き3つのうち、いつの間にか2つ紛失してしまいました。
替えの石突きも販売されているので困りはしませんが、盲点でした。
デメリット4|価格が高い
作りを考えると、価格は高くなってしまいます。
いや、本当に高い。
私も、カメラを始めた当初はカメラを固定するだけの三脚に10万円も出すなんて、「頭おかしいのでは?」と思ってました。
まさか、現在の自分が楽勝で出してるとは思いませんでした……(笑)
メーカーサポートや堅牢性、写真を確実に成功に導く点を考えたらこの価格を出す価値はあります。
売却するときも、比較的高値で売れるので、実質半額くらいで購入できる感覚です。
まとめ|風景を撮るなら間違いない王道の三脚
この記事では、GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542を使用してきたレビューをしました。
メリット | デメリット |
---|---|
風景撮影で持ち運べる大きさ 堅牢性 過酷な風景撮影に耐えれる重さ 長く使える|メーカーサポートの充実 快適な操作性 所有欲を満たしてくれる トータルバランスの高さ | やはり重たい 大きい 石突きが外れやすい 価格が高い |
- 風景をメインに撮影している方
- 2本目の三脚を本格的な三脚にしたい方
- GITZOを使ってみたい方
GITZO(ジッツオ) マウンテニアGT2542は中級者以上の方が使う三脚です。
1本目持ち運びしやすいトラベラー三脚を持っているけれど、物足りない場面が出てきてので、2本目は本格的な三脚にしたいという方向けです。
その中でも、GITZOが気になり、使ってみたい気持ちが強い方は絶対使ってみるべきです。
使用していると当然不満な点も出てきますが、風景をメインに撮影している方にとっては、撮影の満足度を高めてくれる最強の三脚の一つです。
三脚の選び方などがいまいちわからないと方は三脚の選び方についての記事もありますので、あわせてお読みください。
三脚も充実させて、良い写真ライフにしましょう!
それではまた!
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