こんにちは。zookomiです。
美しい風景や星などシャッター速度を限りなく遅くして長時間露光でよく撮影するときは丈夫な三脚が必要な場面が多いですよね。
三脚が頼りないと、風に負けてブレるなど、見返してみたら、大変な事態になってしまっているということがあります。
せっかく撮影に行ったのに、失敗したくないですよね。
今回紹介するのは風景撮影や長時間シャッターを開けていても、ブレなどの心配がほぼ必要なくなる三脚。
風景写真を撮っているなら一度は必ず憧れるであろうGITZO(ジッツオ)マウンテニアGT2452を紹介します。
実際に使って、体験したことを基にレビューしました。ぜひ参考にしてみてください。
- 風景や夜景など三脚をよく使って撮影する方
- 写真の経験値が高まってきた中級者以上の方
- GTZO(ジッツオ)の三脚が気になっている方
結論から先に言うと、 GITZO GT2542は風景を撮るなら間違いなく満足度を高めてくれる最高の三脚と言えます。
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スペックと立ち位置
スペック
GT2542の基本的なスペックです。
重量 | 1.68kg |
---|---|
脚段数 | 4段 |
全伸高 | 165.5cm |
最低高 | 15cm |
格納高 | 56cm |
全伸高(センターポールを伸ばさない状態) | 137.5cm |
脚ロックタイプ | ツイストロック |
素材 | カーボンファイバー |
脚チューブ径 | 18.3,21.7,25.3,29mm |
最大荷重 | 22kg |
大きさに対して、重量が軽く何も恐れることのない耐荷重です。
折り畳んだ状態(雲台なし)で56cmなのも魅力的ですね。このスペックから考えると、だいぶコンパクトに収まっています。
立ち位置
GT2542は剛性と軽量性のバランスがよく撮れており、望遠レンズ(200mm以上)を装着した重量がある一眼レフの使用を想定しています。
高さ・重量・軽量さを備え、ブレなどの失敗を最小限にとどめ、完璧を求める方に適している三脚です。
GITZO(ジッツオ)の中でも定番の立ち位置で、まさに三脚の王道です。
風景の最も美しい瞬間を収めるには最適解となる三脚と言えます。
見た目
実際の大きさなどはどうなの?と思いますよね。
ここからは見た目について見ていきます。
脚を伸ばして立てた状態

この状態で大体145cmくらいです。
雲台も付けていますので、155cmはあります。これでも十分な高さです。
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センターポールを伸ばした状態

センターポールを伸ばすと、165.5cmまで伸びます。
雲台をつけると高さがプラスされるので、170cmほどになります。
一般男性の平均身長くらいまで高くなります。
柵などがあるときはその上から撮影できるようになるため、高さがあると助かります。
ローアングル撮影

ローアングル撮影時は、脚を上の写真の状態まで広げることができます。
しかし、センターポールもあるので、ローアングルには適さないと感じています。
閉じたときのサイズ感

閉じて持った状態だとこのような感じになります。
人によってはかなり大きいいと感じると思いますが、このレベルの三脚であれば十分コンパクトといえます。
雲台もついていますので、結構な大きさがあります。
ツイストロック

ツイストロックは上の写真の黒い部分を回して高さを調整するタイプのものです。
慣れるまで、少々使いづらさを感じるかもしれませんが、慣れるとサクサク準備ができますし、しまうときにかさばりません。
カーボンの素材感

素材感です。カーボンで作られている三脚は、網目の模様があります。
三脚界の頂点であるGITZOらしい高級感のある見た目になってます。
これだけでも丈夫そうに見えます。
GITZO GT2542を選んだ理由

風景撮影で使用
私は風景の撮影をメインにしているので、三脚が必須な場面が多いです。
特に、山に行くときや海に行くときは風が強い場合も多いです。そのときに軽量な三脚を使用していると、風に負けてしまいます。三脚の意味がない状態になることがありました。
車での移動も多いので、多少大きくても持ち運びには困らないという判断をし、GT2542を選びました。
堅牢性
多少荒く使っても壊れる心配がない
GT2542はしっかりと作り込まれており、多少荒く使用しても壊れる心配はありません。
風景撮影の場合、周りに岩などがあり、周りの環境が悪いことがあります。岩などにぶつけるなどしても、壊れる心配はありません。
長年使うと傷がついてきます。それが勲章とも感じられ、素敵な相棒になるのではないかと思っています。
しかし丈夫だからといって継続的に投げたり、踏んだりしたら壊れますので気を付けてください。(そんなことをする方はいないと思いますが……)
ある程度の重量
三脚も持ち運ぶものなので、軽量の方がありがたいです。
しかし、軽量を追求し過ぎると、カメラの重さや撮影環境に耐えられない状況が出てきます。
三脚選びに難しいのが持ち運びやすさと重量のバランスです。自分の撮影スタイルにある三脚選びができるのがベストです。
そこでバランスと撮影スタイルを考えました。
バランス→重量は風に負けないくらいの重さが必要だから1.5kgはあると安心する。
撮影スタイル→風景撮影が多く、重たいレンズを使用することもある。
その選択肢から、GT2542という選択をしました。
しかし、三脚もレンズと同じように1本で全て解決するものではありません。
複数本持ち、撮影の状況に合わせて持っていけると理想です。
カーボンで作られている
カーボンで作られているのは大事です。
アルミで作られている三脚もあります。しかし、同じ作りだとアルミは重いです。
たかが100g、200gの差ですが、その差がバカにできません。
長時間使用することを考えると、100gの差で疲労感がまるで違います。できるだけ軽量なものを選択する必要があります。
長く使いたい
長く使うことを考えると、メーカーサポートが大切になっています。
↓
修理ができたり、保証が効くことはユーザーにとって大きな強みです。
いくら堅牢性があったとしても、使っていれば壊れることや操作が以前より快適ではなくなります。
三脚の大手メーカーであるGITZOであればメーカーサポートもしっかりしているので、安心感が違います。
操作性
大切なのが操作性です。
風景の良い時間帯は短く、限られています。
三脚を準備するのにもたついたり、設置してから微調整をかけるのに手間取ったりすると、ストレスになります。
GT2542は使う側のことをよく考えられているので、操作も簡単で、調整も容易です。
所有欲
いい道具を持っていると、所有欲が満たされます。
GT2542は王道三脚であり、写真を本格的にやっている方にとっては、憧れの三脚の一つです。
持っていると、満足感が違います。道具ではなく、仲間の感覚になります。
所有欲を満たしてくれる道具は普段の撮影も充実させてくれますね。
トータルバランス
ここまで、選んだ理由を見てきました。
- 持ち運べる大きさ
- 過酷な風景撮影に耐えれる重さ
- 堅牢性
- 長く使える:メーカーサポート
- 操作性の快適さ
- 所有欲を満たしてくれる
これらのバランスを見てみると、非常にトータルバランスが良いと感じています。風景を撮る方にとっては、満足できるスペックです。
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トラベラー1型と迷った
購入時には1型のトラベラーとも迷いました。
GT2542 | GT1545T | |
重量 | 1.68kg | 1.45 kg |
脚段数 | 4段 | 4段 |
全伸高 | 165.5cm | 163.5 cm |
格納高 | 56cm | 42.5 cm |
全伸高(センターポールを伸ばさない状態) | 137.5cm | 140.5 cm |
最低高 | 15cm | 32.5cm |
脚ロックタイプ | ツイストロック | ツイストロック |
素材 | カーボンファイバー | カーボンファイバー |
脚チューブ径 | 18.3,21.7,25.3,29mm | 14.7, 18.2, 21.7, 25.3 mm |
最大耐荷重 | 22kg | 10 kg |
三脚を選ぶのはやはり撮影スタイルによります。旅行や登山、動く場面が多い場合はGT1545Tを選択するのもありです。
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デメリット4選

重さ
GT2542は風景などある程度過酷な状況を想定して作られているため、重くなっています。
重量は約1.7kg。
しかし、軽さを求めると、安定性に不安が出てきます。
車での移動が多い方は、持ち運びができる重さです。
スナップなどをメインに撮影し、たまにスローシャッターを使うという方にはお勧めできません。
大きさ
トラベラー三脚ではないので、閉じた時の状態でも大きさを感じます。
格納時の高さは56cm。ただしこれは雲台なしです。
雲台を付けると大きさはさらに増します。
カメラバックのサイドポッケットに入れるのは難しい大きさになってきます。
もし入れる場合は、カメラバックも大きいものを選ぶといいでしょう。
石突きの外れやすさ
使用していて感じたのが、石突きの外れやすさです。
石突き:三脚の脚の先端付いている直接地面と接触する部分。

私のメンテナンス不足もありましたが、使っているとだんだんネジが緩んできます。
石突き3つのうち、2つ紛失してしまいました。
石突きも売っていますので、新しく買うことになってしまいましいた。
地味にショックでしたね(笑)
価格
やはり、高級三脚なので、価格が高いです。
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雲台も付けると、さらに高額になります。
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私も、カメラを始めた当初はカメラを固定するだけの三脚に10万円も出すなんて、頭おかしいのでは?と思ってました。
まさか、現在の自分が楽勝で出してるとは思いませんでした。
ただ、価格が高いことには変わりはありません。
メーカーサポートや堅牢性、写真がしっかりと撮れるということを考えると、価値はありますし。
さらに売るときのことも考えると、比較的高値で売れるので、実質半額くらいの感覚で購入することができます。
まとめ:風景を撮るなら間違いない王道の三脚
よかった点とデメリットを見てきました。
GT2542を選んだ理由
デメリット4選
メリット・デメリットを考えても、 GITZO GT2542は風景を撮るなら間違いなく満足度を高めてくれる最高の三脚といえます。
まとめるとGT2542はこのような方におすすめの三脚です。
GT2542がおすすめな方
- 風景や夜景、スローシャッターを使ってがっつりと撮影する方。
- 車での移動が多い方。
- いいものを長く使いたい方。
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トータルバランスがよく、GITZOの王道三脚。
初めてのGITZOを購入される方で多く選ばれる三脚がGT2542です。
メリット・デメリット、ご自身の撮影スタイルを考え三脚選びを楽しんでください。
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ぜひ機材選びの参考にしてみてください。