こんにちは。zookomiです!
今日は構図の話をしていきます。
写真を撮っていて同じような写真を量産する!
日の丸構図ばかりになってしまう!
と悩んだ経験はありませんか?
そんな悩みを少しでも解決できれば幸いです。
・日の丸構図について
・日の丸構図が初心者構図ではない理由
・日の丸構図とSNSの相性
・日の丸構図の落とし穴
構図は学べば学ぶほど奥深きもので、難しいものです。
それこそレンズやカメラの沼にハマるが如く、考えれば考えるほど苦しくなってくるので時にシンプルにしていくことも大切です。
構図や写真自体に正解があるわけではありません。
ただ、伝えたい意図とその構図が合っているかは重要です。
「この撮り方でいいのだろうか?」
と悩んでいるあなたへの一助になればと思っています。
ぜひ最後までお読み下さい。
それでは早速いきましょう!
目次です!
目次
構図とは
そもそも構図とはなんなのか。
私なりの解釈ですが、
・「自分の伝えたいことを表現する手段」
・「伝えたいことを確実に伝えるための手段」
・「あるもの写っているものに意味を持たせる手段」
つまり、構図は手段です。目的ではありません。
構図がどうだこうだと悩み続けるのは手段が目的化している可能性もあるので、注意しましょう。
写真を見ている人が、あなたが見せたいところを見てくれればいいんです。
日の丸構図とは
数ある構図の中でも初心者構図と言われるのが
そう「日の丸構図」です。
日の丸構図:写真のど真ん中にメインの被写体が写っている写真。
例えばこれらの写真。


周りの情報も多いですが、ど真ん中にメインの被写体が来ていますよね。
他には集合写真などが日の丸構図と言われます。
テクニック的なのも考えずに、無意識的に撮ることから、初心者構図と言われるのかもしれません。
しかし、工夫によっては日の丸構図でも良い写真になっていきます。
ちなみに私の日の丸構図の作例の写真、そんなに悪いですか?
私は、とっても気に入っているので、満足はしてはいます。(良し悪しばかりは見ている方の主観になってしまうのですが。)
そこまで悪くないと思うのですが、あなたはどう思いますか?
突き詰めていくと、実は日の丸構図は非常に奥深く、そして結構難しい、そんな構図です。
ぜひ良さや楽しさを知り、表現の幅を広げていきましょう。
日の丸構図が初心者構図ではない理由
1 周りとのバランスが難しい。
2 写真が安定しすぎる。
3 同じ写真を量産してしまう。
1 周りとのバランスが難しい
先ほどの作例を見てみましょう。

電車の周りが紅葉ではく、ハゲ上がっている木だったらどうでしょう?
正直、なんとも思わない、ただ電車が走っているだけの写真になりますよね。
周りが紅葉しているからこそ、電車の存在が引き立ちます。

続いてこのこの写真。
山寺の五大堂を撮影したものです。
五大堂の周りが雪も無くハゲ上がっている木だったらどうでしょう?
やはりなんともない写真になってしまいますよね。
周りの木に美しい雪が覆い被さっているからこそ、真ん中の五大堂が引き立ちます。
つまり、日の丸構図とはいえ、周りの状況も考えながら撮影しないと、良い写真には繋がってこないと言えます。
2 写真が安定しすぎる
日の丸構図は、安心・安定を表すものだそうです。
つまり、ぱっと見たときに、あれ?という違和感や斬新さがある新しい視点の写真にはなりにくいということです。
例えば
「ああ、猫ね。」となりますよね。
それ以上でもそれ以下でもありません。
ここから、斬新さや目新しさは感じることができません。
周りが暗く、猫の表情があるからこそ、成り立っている写真です。
3 同じような写真を量産してしまう。
楽しいと夢中になって撮影に没頭してしまいます。
後から見返すと、同じような写真ばかり!
となってしまった経験はないでしょうか?
私は、たくさんあります。(笑)
楽しい時こそ冷静に、それ全部同じ日の丸構図では?とならないように気を付けましょう。
日の丸構図は決して簡単な構図ではないです。
周りとのバランスを意識したり、被写体そのものに注意を向けたり、時には冷静になったりと、やるべきことが実はたくさんある構図です。
ただ、他の構図がダメとかは一言も言ってません。構図の知識や技能を持てば持つほど、表現の幅が広がるので、積極的に身に付けていきたいですね。
日の丸構図はSNSと相性が抜群
全章では日の丸構図が決して初心者向けの構図ではないことを押さえました。
この章では、日の丸構図がSNSと非常に相性が良い理由を解説していきます。
1 シンプルでわかりやすい。
2 インパクトがある。
1 シンプルでわかりやすい
SNSでは大量の情報が流れてくるので、見てもらうには、わかりやすい方が良いです。
2のインパクトがあるにもつながる話ですが、わかりやすい方が見てもらいやすい印象を受けます。
メインの被写体が、ずっと奥の方にいるよりも、真ん中にどかっといたほうが、それはわかりやすくて良いですよね。
思考停止でSNSを見ていたとしても見てもらいやすいです。
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こんなドカンと目に入りやすい写真が流れてきたら、思わず目を止めますよね。
繰り返しますが、目に止まりやすくて、わかりやすいです。
2 インパクトがある
1と合わせると、SNSでは、シンプルでインパクトがある方が見てもらえる確率が上がります。
それには日の丸構図で、メインの被写体がど真ん中にある方が、スッと入っていきやすいです。

上の船が端っこにある写真、これはこれで三分割構図で考えて撮ってはいるんですが、
下の写真

こっちの仏様の写真の方が真ん中にドカンとあるのでどうしても目立ちます。
SNSでは、どうしても目立つ写真に目が行きがちなので、日の丸構図は相性抜群だと言えます。
私のインスタグラムやTwitterも日の丸構図を中心とした構図の写真が多いです。
こんな感じになっています。

SNSでは日の丸構図が目立ち、わかりやすいです。
インパクトや戦略的にSNS運営をする時には大切な視点になると考えます。
日の丸構図の落とし穴
この章では日の丸構図の落とし穴についてお話しします。
私は、シンプルでわかりやすい方が好きなので、日の丸構図は大好きです。
しかし、それに固執しては写真がだんだんつまらないものになってきますし、表現の幅が広がりません。
せっかくやるのであれば、楽しみながら上達を実感したいです。
この章では日の丸構図の落とし穴について解説します。
1 同じような写真になりがち。
2 思考停止する。
1 同じような写真になりがち
前の章でも同じようなことは言っていますが、それは同じ場所でのことです。
今回は、違う場所に行っても日の丸構図ばかりで撮っていると、同じような写真になりがちということです。
決して悪いことではありませんが、自分が飽きてしまう可能性があります。
それは十分気を付けたいですね。
2 思考停止になる
日の丸構図で撮り続けていると、あることに気が付きます。
「何も考えないで撮るようになってしまっている」ということです。
写真は直感も非常に大切です。
しかし、あるレベルまでいくと、やはり考えないといけないレベルになってきます。
そこで邪魔になるのが「日の丸構図的思考」です。
どうなるかというと、被写体に依存してしまいます。
被写体あっての写真ですが、自分が伝えたいような写真ではなく、被写体に撮らされている状態になってしまいます。
全てが悪いわけではありませんが、写真の表現の伸び率はガクッと下がると思っています。
日の丸構図におすすめの被写体3選
日の丸構図を撮るときにおすすめの被写体です!
ぜひ参考にしてみて下さい。
1 花
2 電車
3 傘
1花


花は相性いいですね!
丸い形や、真ん中に入れると安定感や安心感が増して、落ち着いた写真になります。
手を添えるなどするとさらに花が引き立ちますね。
おすすめの被写体の一つです。
2電車

電車のぽつん感もあって、そこに目が行きますよね!
電車という被写体の物語感を強く伝えたいので、真ん中に置きました。
望遠レンズを使って、電車端っこに置いて、霧や山などをメインにしても面白いですね。
3傘

傘を真ん中に置くだけで、これも物語を感じることのできる写真になります。
傘の丸い形が日の丸構図との相性抜群です。
ストリートスナップを撮影するときも意識すると印象に残る写真になります。
ストリートスナップについては記事もありますので合わせてどうぞ!
楽しむことが大切
繰り返しになりますが、構図は自分が伝えことを伝える手段です。
日の丸構図も含めて、楽しむことが大切だなと思います。
日の丸構図だけでなく、違う構図も突き詰めると、さらに写真は楽しくなります!
共に楽しんでいきましょう!
【参考】構図や考え方を学べる本
(2023/01/28 20:48:02時点 楽天市場調べ-詳細)
まとめ
今回は構図についての記事を書きました。
参考になったら、感想やコメントなどいただけると嬉しいです!
またSNSで拡散してもらえると励みになります。
これからも構図も考えながら写真ライフを楽しんでいきましょう!
それではまた!