こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。
長い冬を超え、少しずつ暖かくなってくると、気持ちがワクワクしてきます。
写真を撮る人に撮っても同じこと。
暖かくなってくると、あれが来ます。
そう
桜の開花

日本人の心、桜。
「桜」というワードを聞くだけで心躍ります。
美しい桜は、写真に残したいもの。
しかし、いざ桜を撮ると
あれ?思ってたのと違う。と、なりがちです。
この記事では、スマホでも一眼でも、「こう撮ってみたらいい感じになるかもよ。」といったポイントを解説します。
桜の写真、うまくいかないなって思ったら、ぜひ読んでみてくださいね。
結論だけ知りたい方は、以下にポイントをまとめていますので、結論だけでも読んでいってみてくださいね。
【時間帯にこだわって撮る】
- 早朝:6:00~8:00 ドラマチックな光で撮影することができる時間帯
- 日中:9:00~15:00 日常の桜を楽しめる時間帯 色がきれい
- 夕方:16:00~18:00 ドラマチックな光で撮影することができる時間帯
- 夜:1900~21:00 ライトアップが楽しめる時間帯
【おすすめのレンズ】
- 一番のおすすめは望遠レンズ
- ありのままを写せる標準レンズもあり
- 単焦点レンズでボケやポートレート撮影を楽しむ
【寄って撮る・引いて撮る】
〈寄りで撮る場合〉
- 背景を大切にする
- 影に注意する
〈引きで撮る場合〉
- 構図を意識する
【光の向きを意識する】
- 順光:桜の色が際立つち、自然な色味の写真を撮ることができる
- 逆光:ドラマチックな写真を撮ることができるが、黒つぶれに注意



それではいきましょう!
撮影時間にこだわる
- 早朝:6:00~8:00 ドラマチックな光で撮影することができる時間帯
- 日中:9:00~15:00 日常の桜を楽しめる時間帯 色がきれい
- 夕方:16:00~18:00 ドラマチックな光で撮影することができる時間帯
- 夜:1900~21:00 ライトアップが楽しめる時間帯
桜はどの時間でも、撮れてしまう最高の被写体の一つです。
写真家が群がって行く気持ちも強くわかります。
天候はできれば晴れ、曇りだと難易度は上がります。



早朝(6:00〜8:00)


桜のピークを迎えることが多い時期は3月末から4月中旬まで。
3月、4月の日の出の時間は5時45分くらい。
早朝ですが、日の出と桜を見ることができる時間です。
日の出から、8時頃までは光もよく、光と影のコントラストを楽しみながら撮影することができます。


日中(9:00〜15:00)


早朝のゴールデンアワーを過ぎても大丈夫。
多くの人が活動を始める9時を過ぎても桜はいつまでも美しい。
日中は青空と桜で爽やかな写真を撮ることができたり、花見を楽しむ人々の様子を撮影できたりとバリエーションが増える時間でもあります。


日常にあふれる何気ないシーンも桜があるだけで、ぐっと良くなります。
日中のスナップ写真などが楽めますね。
夕方(16:00〜18:00)


夕方のゴールデンアワーもすばらしい。
逆光だと難しいことも多いです。
しかし、夕日を浴びる桜は、ただただ美しい。


美しいものをより美しくしてくれるのが、夕方の時間。
長い時間は楽しめませんが、狙ってみる価値のある時間帯です。


夜(19:00〜21:00)


最近は、ライトアップされる場所も増えてきました。
名所と言われる場所では、必ずと言っていいほどライトアップされています。
その分、人も多いので、撮るときは難しくなります。
場所や撮り方によっては、無人で幻想的に撮ることができます。
例えば、上の写真のように水辺と桜のような場所は構図を考えると人が入らずに幻想的に撮ることができます。
なかなか良い構図って見つからないものです。
前提として考えておく必要があるのが、人を入れた構図で考えておくといいでしょう。


長時間露光を使って、撮影するのもありですね。


レンズ
- 一番のおすすめは望遠レンズ
- ありのままを写せる標準レンズもあり
- 単焦点レンズでボケやポートレート撮影を楽しむ
望遠レンズがおすすめ


まずおすすめしたいのが望遠レンズです。
理由は、上の写真のように寄っても良い、さらに引いて全体を映すにも良いからです。



桜並木での撮影では、圧縮効果による迫力ある構図で撮影することができます。


望遠レンズがあると、表現の幅がぐっと広がりますね。


標準レンズも当然あり


望遠レンズもおすすめですが、当然標準レンズもありです。
万能すぎる標準レンズ。
ありのままの美しさをきっちりと収めてくれます。
被写体の魅力を最大限に引き出してくれますね。


構図を考える場面も増えますが、それもまた楽しい。


単焦点レンズで大きくぼかす


寄りで撮影するなら、単焦点レンズもおすすめです。
明るめの単焦点レンズは大きくぼかす事ができるので、桜を寄りで際立たせたい場合は特におすすめ。
ポートレート撮影も単焦点レンズを使うと楽しくなります。
ズームができない縛りがありますが、縛りがあるからこその楽しみ方や工夫が生まれます。
単焦点レンズは写真を楽しむきっかけになるレンズです。




寄るか・引くか
寄って撮るか、引いて撮るか。
写真を撮る時に悩ませられることです。
結論は「どっちも撮っちゃえ。」ですが、寄って撮るにも引いて撮るにもポイントがあります。
この章では、寄り、引きの撮影ポイントを解説します。
【寄りで撮る場合】
- 背景を大切にする
- 影に注意する
【引きで撮る場合】
- 構図を意識する
寄り


まず、寄って撮影するときのポイントです。
ポイントは2つ。
- 背景を考えよう
- 影にならないようにしよう
①背景が大切


寄って撮るときは、どこでも撮れるというメリットがあります。
そのときに忘れがちなのが背景です。
ボカして背景をわからなくすればいいのでは?という考えの方もいると思います。
でも、実は背景って意外と目立つんです。
夕暮れで撮影する場合と日中の青空で撮影する場合では背景の色味が全く違いますよね?
爽やかに撮りたいなら青空が背景。
ドラマチックに撮りたいなら夕暮れなど、空の色によって印象がだいぶ変わります。
いくらボカしても背景の色味は特にわかります。
影にならないように


寄って撮影する場合は、、できる限り桜が影に隠れないことも意識しましょう。
花びらや枝が幾重にも重なることで、意図せず影になってしまうことがあります。
光の向きを気にし、ファインダーを覗きながら構図を整えていくことが大切です。


引き


引きの場合のポイントを見ていきましょう。
引きの場合は、やはり構図が一番だと考えます。
構図を意識する


構図と一言で言っても、無限に存在します。
詳しくは、次の記事を読めば、基本の構図は理解できますのであわせて読んでみてください。






光の向きは2つ
- 順光:桜の色が際立つち、自然な色味の写真を撮ることができる
- 逆光:ドラマチックな写真を撮ることができるが、黒つぶれに注意
順光がおすすめ


順光は被写体に正面から当たっている光のことです。
被写体を際立たせることのできる光です。


順光で撮影することで、桜の色味がよりきれい際立ちます。


日常感を出したいときにはもってこいの光です。
逆光もあり(黒つぶれ注意)


逆光も当然ありです。
逆光は被写体の後ろから光が当たっている状態です。


逆光で撮影することでよりドラマチックな写真を撮ることができます。
しかし、逆光で撮影すると黒つぶれが起きてしまうことも多いので、Rawデータで撮影して、現像することをおすすめします。
まとめ
この記事では、桜の撮り方の解説をしてきました。
以下のようなポイントに注意して撮ることで、より桜が際立ち、いい感じの写真に仕上げることができます。



【時間帯にこだわって撮る】
- 早朝:6:00~8:00 ドラマチックな光で撮影することができる時間帯
- 日中:9:00~15:00 日常の桜を楽しめる時間帯 色がきれい
- 夕方:16:00~18:00 ドラマチックな光で撮影することができる時間帯
- 夜:1900~21:00 ライトアップが楽しめる時間帯
【おすすめのレンズ】
- 一番のおすすめは望遠レンズ
- ありのままを写せる標準レンズもあり
- 単焦点レンズでボケやポートレート撮影を楽しむ
【寄って撮る・引いて撮る】
〈寄りで撮る場合〉
- 背景を大切にする
- 影に注意する
〈引きで撮る場合〉
- 構図を意識する
【光の向きを意識する】
- 順光:桜の色が際立つち、自然な色味の写真を撮ることができる
- 逆光:ドラマチックな写真を撮ることができるが、黒つぶれに注意
ポイントを意識すれば、桜は誰でもすてきに撮ることができる被写体です。
咲いている期間が短く、タイミングを合わせるのが難しく感じますが、タイミングが合えば積極的に撮りに行ってほしい被写体です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!
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