こんにちは。zookomiです。
この記事ではポジションとアングルについて解説します。
- 同じような写真ばかりになってしまう
- 迫力のある写真を撮りたいけれどうまく撮れない
- イメージした通りに撮れない
- ポジションの種類や効果がわかる
- アングルの種類と効果がわかる
- ポジションとアングルの組み合わせについてわかる
ポジションとアングルを変えて撮影することで視点が変わり、視点が変わると構図が変わり、構図が変われば写真が変わります。
多くの視点を試すことで、イメージに近い写真を撮ることができるようになりますよ。
ちょっとの変化で印象が大きく変わるのが写真の面白さの一つです。ぜひ、ポジションやアングルを工夫して写真を楽しみましょう。
それでは解説していきます。
ポジションについて
ポジションは主に4種類あります。
ハイポジション
カメラを持った手を高く上げることで、自分の視点よりも高い位置で撮影することができます。
ハイポジションは画角の中に入ってくる地面の面積が少なくなり、高い位置に感じられます。
ハイアングルとの相性がよく、奥行きのある路地や人が密集した祭りの様子などで活用すると効果的です。
少し視線を上にすることで、人の密集感などが伝わりやすくなります。
アイレベル
アイレベルは、見た目通りの高さで、地面が若干遠く感じます。
普段と同じ目線であるため、見た人に安心感を与える写真になります。
集合写真や記念写真などが、どこかほっこりするのはアイレベルで撮影されていることが多いからです。
上の2枚のように記録的な写真もアイレベル撮るときが多いです。
ウエストレベル
イメージ的には子供と同じ高さの目線です。
ローポジションやハイポジションなどと比べると劇的な変化を感じれませんが、主題に寄り添って撮影しているのが伝わるポジションです。
臨場感の伝わる写真も撮ることができ、取り入れやすいポジションと言えます。
ローポジション
ローポジションは地面に近い位置で撮影するポジションです。
ローアングルとの相性もよく、迫力や臨場感を伝える写真を撮ることができます。
非日常感や意外性のある写真になることもあり、写真に劇的な変化をもたらしてくれます。
アングルについて
アングルは主に3種類あります。
ハイアングル
ハイアングルは、説明するときに活用するとよく言われます。
周囲の状況を写すことができ、全体の雰囲気などが伝わる写真になります。
田んぼに水が張られた時期の早朝の写真です。ハイアングルで全体を写すことで、その場の空気感が伝わる写真になります。
火の祭りで撮影した写真です。
全体を写すことで、寂しさなどが伝わる写真となっています。
水平アングル
アイレベルのポジションやローポジションとの組み合わせでもよく使用され、被写体に対して真っ直ぐの角度で撮影するアングルです。
実際の目線に近いので、落ち着きや安定を生み出します。
無意識に多用しやすいアングルなどで、使っている意識をすることが大切ですね。
気になった看板を撮影。なんてことない景色や物を記録するには最適なアングルです。
紅葉と霧を写した写真。水平アングルで撮影することで、静かで安心感を与える写真になっています。
ローアングル
被写体に対して、下から見上げるように撮影するアングルです。
迫力ある写真を撮りたいときには特におすすめのアングル。
コスモスよりも低い位置でカメラを構え、列車とあわせて撮影した写真です。
列車の黄色も相まって、賑やかな写真になりました。
桜並木を若干ローアングルにして撮影した写真。見上げるような視点になることで、桜並木の迫力が伝わる写真になっています。
作例|ポジションとアングルを組み合わせる
ポジションとアングルを組み合わせることで、撮影者の意図を明確に伝えやすくします。
今回紹介するのは、特に活用しやすい三つの組み合わせです。
構図も関係してくるので、構図に関する記事もあわせて読むと理解が深まりますよ。
アイレベル+水平アングル
無意識的に使用している組み合わせですが、見る側にありのままの空気感や雰囲気を伝えるのに最適な組み合わせです。
また、写真に安心感や安定感も生まれます。
意識的に使用することで、写真の上達につながりますよ。
アイレベル+水平アングルを使うことで、その場の空気が伝わりやすい写真になっています。
アイレベル+ハイアングル
ポジションは普段の目線で、アングルはハイアングルで下向きで撮影するのもありです。
特に俯瞰で撮影する場合や全体を写す場合には最適でしょう。
望遠レンズを使って、アイレベル+ハイアングルで撮影しました。
祭りのワンシーンで、草履の質感なども相まって雰囲気の良い写真となっています。
ローポジション+ローアングル
ローポジション+ローアングルで撮影すると迫力のある写真を撮ることができます。
奥行きのある階段や路地など、地面が入る面積を広くすることで臨場感が生まれ、見る側に違った印象を与えることができるでしょう。
メインの被写体を手前の銀杏の葉にして撮影しました。この写真もローアングル+ローポジション。
落ち葉を写り込ませることで、秋の寂しさや空気感を伝えることができています。
まとめ|ポジションとアングルを変えて新しい視点を!
この記事ではポジションとアングルについて解説しました。
ポジションの種類・アングルの種類・ポジションとアングルの組み合わせの3つの章に分けて解説しました。
ポジションやアングルを変えるだけで、写真の印象はグッと変わります。
一つの被写体に対して、様々な視点からはプローチすることで、自分のイメージに近い写真を撮れる確率が上がります。
ぜひ試してみてください。
ポジションやアングルの他に構図も関係してくるので、構図に関する記事もあわせて読むと理解が深まりますよ。
今回は以上です。
最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!
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