こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。
この記事では冬の写真の撮り方を解説していきます。
寒い冬には外出することが減ってしまう方も多いのではないでしょうか?
写真を趣味としている人も例外ではありません。

しかし、実は冬は被写体の宝庫。
でも、「撮り方がわからない。」
「何を撮ったらいいのかわからない。」など
外に出ない理由を自ら作ってしまっている方も多くいるのもまた事実。
- 冬の写真の撮り方がわかる
- 何を撮ったらいいのかがわかる
- 冬撮影の注意点がわかる
寒さすらも忘れてしまうほど楽しい冬写真。
学んで楽しく撮りましょう。
結論だけ知りたいよって方はまとめだけ読めばOK!
- おすすめの時間は朝(午前中)
- 風景の場合は絞りは絞る|F13~16がおすすめ
- ブレを防ぐために三脚を使おう
- 絞りは値を上げすぎると逆に画質が下がる
- 露出補正は+に振る|+0.3〜+0.7くらいがおすすめ
- ホワイトバランスは気持ち青に振ると雪がより映える
- おすすめの時間は夜
- 明るい単焦点レンズがおすすめ|F1.4〜F1.8
- 焦点距離は標準から中望遠が楽しめる|35mm〜135mm
- 絞りは開放|F1.8や2.8など
- ISOは高めに設定|1600〜4000程度
それでは行きましょう!
雪景色編
- おすすめの時間は朝(午前中)
- 風景の場合は絞りは絞る|F13~16がおすすめ
- ブレを防ぐために三脚を使おう
- 絞りは値を上げすぎると逆に画質が下がる
- 露出補正は+に振る|+0.3〜+0.7くらいがおすすめ
- ホワイトバランスは気持ち青に振ると雪がより映える
時間は朝(早朝から午前中)


雪景色を撮影するには当然雪がないといけません。
一般的に平地での雪は、午後になると溶けてしまいます。
雪景色を楽しもうと思うなら午前中。
さらにベストなのが、早朝の時間帯。
日の出が見られれば最高ですが、それはかなりの気合と根性と準備が必要です。


もし日の出を狙うのであれば、日の出の時間が7時台の地域が多いので、7時に現地にいると確実です。
雪も降り積もる地帯なので、到着まで時間がかかることを計算して行動する必要があります。
雪景色自体は朝の8時〜10時くらいの間が一番楽しめますね。


豪雪地帯は雪景色を1日中楽しめるのですが、車で行くことになるので安全を確実に保証できるかと思うと微妙なラインになります。
絞りは絞る


雪景色は白銀の世界。
個人的にはぱきっと全体を美しく写したいところ。
そこで大切になるのは「絞り」です。


風景を全体をしっかり撮りたい場合は、F値を大きい数字に設定する必要があります。
目安はF13~F16くらいまで
F値を大きくすると、取り込める光の量が少なくなります。
その分シャッタースピードが遅くなってしまい、手持ちでの撮影だとブレてしまうことがあります。
ブレを防ぐためには三脚の使用をおすすめです。


F値を大きくしすぎると(例えばF20やF30など)、逆に画質が下がってしまいます。
F値の値を大きくしすぎないように気を付けましょう。
露出補正は明るめ


露出補正は+に設定すると雪の白がはっきりと映り、白がより際立ちます。
露出補正の目安:+0.3〜0.7くらい。それ以上明るくすると、白飛びしてしまうことがあります。
理由は、白飛びしてしまうと優秀な現像ソフトでも修復が難しいからです。
ホワイトバランスは気持ち青


jpeg撮影するときも現像ソフトで編集するときも、ホワイトバランスは気持ち青を意識して設定することをおすすめします。
光の当たり具合や時間帯によってはホワイトバランスを暖色に振ったほうがいいときもありますが、どちらかというと寒色に振ったほうが雪の美しさがより映えます。
ただし、青が強くなりすぎると違和感のある写真になってしまうので気を付けましょう。
ホワイトバランスは被写体や状況によって変化もします。
慌てずにバランスを見ながら調整していってくださいね。
スナップ編


雪の日のスナップは最高に楽しいです。
いつも見ている景色がガラッと変わり、何気ない日常がドラマチックになります。
好きな人は、夜通し撮影していますね。
この章では雪の日のストリートスナップについて解説していきます。
風景とはまた違ったポイントになるので、切り替えていきましょう。
- おすすめの時間は夜
- 明るい単焦点レンズがおすすめ|F1.4〜F1.8
- 焦点距離は標準から中望遠が楽しめる|35mm〜135mm
- 絞りは開放|F1.8や2.8など
- ISOは高めに設定|1600〜4000程度
時間は夜


雪のストリートスナップでおすすめの時間帯は夜です。
理由は、雪がより降るから。
夜は光が少なくなり撮るのが大変な時間帯です。
しかし、雪が積もるくらい降ると雪に街灯の光が反射し、いつもの数倍明るくなります。
比較的、シャッタースピードを稼げるので、ブレも多少抑えられながら撮影することができます。
さらにドラマチック感や、非日常感が出るのが夜です。
寒いですが、防寒対策をして繰り出してみてください。
明るい単焦点レンズがおすすめF1.4〜F1.8


使うレンズは明るい単焦点レンズがおすすめです。
明るい単焦点とは|ズームできず、決まった焦点距離でF値がF1.4やF1.8まで下がるレンズ
理由は2つ。
- ズームレンズだとズームすることで判断が一瞬遅くなるから。
- 明るいレンズだと暗いところにも強く、雪のボケも存分に楽しめるから。
単焦点レンズは焦点距離が決まっています。
ズームレンズはある程度自分で焦点距離を決めます。
ズームレンズだと、被写体を見つける→焦点距離を決める→撮る
といった3段階の流れになります。(※絞りの設定などの細かい設定は除いてます。)
一方、単焦点レンズだと、被写体を見つける→撮る
2段階の流れになります。
スナップ撮影は特に一瞬の判断が大切。
ズームレンズに発生する焦点距離を決める作業がなくなるだけで撮影効率が格段に上がるんです。
さらにF値を低く設定できることで、ボケも楽しむことができ、一石二鳥。
特に雪の日は、ボケをコントロールすることで表現が変わります。
より雪撮影を楽しむなら、明るい単焦点レンズがおすすめです。


焦点距離は標準から中望遠が楽しめる|35mm〜135mm


焦点距離のおすすめは個人的に中望遠の距離(85mm〜135mm)です。
ただ、スナップは一般的に35mmなど標準域がおすすめと言われています。
どっちやねん!というツッコミが入りそうですが、好みの焦点距離は撮影者によって変わるものです。
自分の好みの焦点距離を見つけるのが大切です。
しかし、それだとあまりに丸投げなので、私なりの基準は次の通り。
- 被写体に寄って、大きめで迫力ある写真を撮りたい場合は中望遠がおすすめ。
- 全体の雰囲気が伝わる写真や優しい写真を撮りたい場合は標準域がおすすめ。
いろいろな焦点距離を楽しみながら、好みの焦点距離を見つけ出してみてください。
絞りは開放する|F値を下げる


日中に撮影する場合は絞り(F値)はF8など絞って撮影することも可能です。
しかし、夜だとまた話は別です。
光が少ない中での撮影になるので、光を取り入れるために絞りは開放(F値を下げる)する必要があります。
F値を下げ、開放で撮影するとピントが雪に合ったり、被写体に合ったりと迷いが生じます。
ピントが雪に合っても狙っている被写体に合ってもどちらも写真としてはありになってしまうのが雪の強み。
下の写真は被写体にピントが合っている場合です。


傘をさす男性にピントが合うことで、ドラマチックなワンシーンになっているように感じます。
これはこれでありですね。
もう一枚見てみましょう。
次は、雪にピントが合っている場合です。
下の写真を見てみてください。


雪にピントが合っている状態ですが、傘をさしている男性が遠くの方に歩いていくような遠近感が生まれ、これはこれで哀愁の漂う写真になりました。
F値を下げた開放の状態で撮影すると、ピントが上手くコントロールすることが難しくなります。
しかし、雪の場合は被写体にピントが合っても雪にピントが合ってもどちらも絵になる万能さがあります。
ISOは上げる|1600〜4000


最近のカメラは高感度に優れ、ISOを上げてもノイズが乗りにくくなってきています。
特にフルサイズカメラの場合は強く感じます。
ISOをある程度上げてもそこまで気にならないくらいだと思っています。
しかし、限度もありISO8000〜10000を超えてくるとノイズの乗りは激しくなります。
- 個人的な意見ですが、夜のスナップの場合は周囲の明るさ等を見ながらISOは1600〜4000あたりで調整していくのがベスト。
- 日中のスナップの場合は明るいのでISO200〜400くらいがシャッタースピードとのバランスが取りやすいです。
注意点
- 防寒対策はしっかりと
- レンズの凍結防止にはレンズヒーター
- レンズの曇りや結露対策にはエアーブロー
- 寒い日のバッテリー切れにはご注意を
防寒対策
何と言っても防寒対策。
これは言われなくてもわかります。
十分に防寒対策をしてください。
- 風を通さないアウター
- 風を通さず、温かなパンツ
- 保温性のあるインナー
- 保温性のある靴下
- 雪のある場所にはスノーブーツ
- ニット帽やイヤーマフ
- 手袋
- ホッカイロ
レンズの凍結防止
絶景を狙いに行くと、レンズの凍結などの心配が出てきます。
レンズヒーター等を使用して、レンズの凍結防止に努めましょう。


レンズの曇り・結露防止
レンズ凍結と関連して、レンズの曇りや結露も防止する必要があります。
レンズが曇ったらエアーブローをしてください。
曇り一瞬で消えます。


エアブローするだけで、レンズの曇りが消えるため、結露の防止にもなります。
バッテリー切れ
寒い日はバッテリー切れを起こしやすいです。
寒いと、カメラは電源を入れたり、シャッターを切ったりするときにパワーを使うようです。
そのため、バッテリーの消耗が早くなります。
予備バッテリーは、1つか2つ持っておくことをお勧めします。
まとめ
この記事では雪撮影のポイントを解説しました。
冬の風景撮影とスナップ撮影はポイントが異なりますが、どちらも被写体としては最高です。
ポイントをそれぞれまとめたものを以下に書いていますので参考にしてください。
- おすすめの時間は朝(午前中)
- 風景の場合は絞りは絞る|F13~16がおすすめ
- ブレを防ぐために三脚を使おう
- 絞りは値を上げすぎると逆に画質が下がる
- 露出補正は+に振る|+0.3〜+0.7くらいがおすすめ
- ホワイトバランスは気持ち青に振ると雪がより映える
- おすすめの時間は夜
- 明るい単焦点レンズがおすすめ|F1.4〜F1.8
- 焦点距離は標準から中望遠が楽しめる|35mm〜135mm
- 絞りは開放|F1.8や2.8など
- ISOは高めに設定|1600〜4000程度
冬の撮影を存分に楽しむための注意点はこちらです。
- 防寒対策はしっかりと
- レンズの凍結防止にはレンズヒーター
- レンズの曇りや結露対策にはエアーブロー
- 寒い日のバッテリー切れにはご注意を
それぞれのポイントを押さえて、冬の撮影を楽しみましょう!
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