こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。
この記事は写真の主題・副題をテーマに書いた記事です。
一眼カメラでも、スマホ撮影でもこんな困ったことってありませんか?
- 写真がパっとしない
- ストーリー性に欠ける
- どこでも撮れる写真になってしまう

この記事では写真の主題と副題から、そんな「困った」を解決していきます。
結論だけでも見ていってくださいね。
- 主題は1つ
- 主題は何をメインに撮りたいかで決まる
- 副題の背景は大切
- 副題で季節を表すことができる
- 副題で時間帯を表すことができる
- 主題と副題は結局はバランス
- 主題1に対して副題2のバランスを意識
それでは具体的に見ていきましょう!
主題|何をメインに置くか


主題の考え方はシンプルです。
何をメインに撮りたいか。
これに尽きます。
例えば、桜を主題に置きたい。
そう考えたときに、下の写真のように桜にピントを当てたり、ズームで寄ったりすると思います。


まににこの写真は桜をメインに撮りたいんですよね。
それが伝わってくると思います。
では、次の写真は何が主題でしょう?


手間にある家々でしょうか?
奥の山でしょうか?
それとも空でしょうか?



正解は、奥の山です。
撮影者である私は、奥にある山のシルエットがすばらしいと感じ撮影しました。
このように人の写真を見るとき、何を主題としているかという視点で見ると見え方が変わってきます。
個人的には、主題は一つであると考えています。
その他の要素は副題です。
撮影者が何をメインにしているのか。
ピントの位置で決めているのか
写真展であれば、テーマを通した何かなのか など
考えられることは様々です。
自分が写真を撮るときに何をメインに置いているのかを考えながら撮影してみてください。
次の章では副題について解説します。
副題|主題を引き立たせるための要素


この章では副題について解説します。
主題よりも複雑性がある副題。
副題を考えるときに大切なのは「主題を引き立たせる」ということです。
例えば上の写真は傘の方が主題です。
その他の雪や町並みは副題になります。
写真の印象を変えるのが副題です。
それでは詳しく解説していきます。
- 副題の背景は大切
- 副題で季節感を表すことができる
- 副題で時間帯を表すことができる
背景
背景は写真の中で重要な要素を持っています。
いくら主題の被写体が良くても背景がぱっとしないと、いい写真だなとは感じにくいです。
下の写真を見てください。


この写真の主題は、鳥居です。
その他の要素は副題になります。
この写真で最も印象的だなと見える副題は「湖」だと思います。
背景が湖ではなく違うものであったら、この写真は完成しないです。
背景に湖があるからこそこの写真が成り立っています。
季節感


副題で表現できることの一つに季節感があります。
上の写真で解説すると主題は「列車」です。
それを取り囲むように桜や線路、人が配置しています。


桜の季節で有名な場所です。
桜があるだけで、どの季節に撮影したかがすぐに分かりますよね。
例えば、桜ではなく緑の葉だったら?
多くの人が5月〜8月くらいの夏の時期だと考えると思います。
副題に季節に関係するもの入れ込むことで、季節感を表現することができます。
時間帯


副題を活用することで、時間帯もわかります。
写真にとっていつ撮るかというのは非常に大切な要素です。
上の写真を見てみると、主題は「桜」。
副題は「夕日」です。
空の色もピンクに染まっているので、早朝か夕暮れだとわかります。


副題をどうするかで、時間帯も表すことができます。
青空なら「日中」とか、星があれば「夜」など、考え方としてはシンプルですが、写真には欠かせない要素です。
構図は引き算|結局バランス


個人的に主題と副題を考えるときに大切になってくるのは「引き算」だと考えます。
あまりにも要素がごちゃごちゃしていると何を主題としているのかがわからなくなります。
逆に、引きすぎると物足りなさも感じます。
しかし、ミニマルフォトというジャンルもあるので、引きすぎが良くないかと言われたらそうではありません。
結局のところ「バランス」が大事という話です。
目安の割合は主題は1つ。
主題を取り囲む副題は2つくらいにまで収めるように意識しながら撮影するとバランスが取れます。
主題1に対して副題2のバランスを意識する!


まとめ|主題と副題を意識する
- 主題は1つ
- 主題は何をメインに撮りたいかで決まる
- 副題の背景は大切
- 副題で季節を表すことができる
- 副題で時間帯を表すことができる
- 主題と副題は結局はバランス
- 主題1に対して副題2のバランスを意識
主題と副題を意識すると写真は少しずつですが変わってきます。
ぜひ、主題と副題を意識して撮影してみてください。
他にも、様々な撮影テクニックや基礎知識に関する記事があるので、あわせて読んでみてください。




最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!
コメント