こんにちは。zookomiです。
この記事では写真撮影で必須の知識になる光の向きについて解説していきます。
- のっぺりとした普通の写真ばかりになってしまう
- 記念写真や観光写真のような面白みのない写真ばかりになってしまう
- エモい写真が撮りたい
そう感じている方も多いかもしれません。
写真を撮影するときに大切になる要素はたくさんあります。
中でも特に大切なのが「光」です。
写真は英語にすると「photograph」と訳され、実は日本語に言い換えると写真ではなく「光画」と言われます。
つまり、日本語で言う写真は「光を使った絵」とも言えるんです。
このことからもわかるように写真には「光」が大切だということがわかるのではないでしょうか?
- 光の向きについて
- それぞれの光に向きのメリット・デメリット
- それぞれの光の向きで撮れる写真
詳しい解説の前にこの記事の結論から
結論を踏まえて解説していきます。
それではいきましょう。
「光の向き」は基本5つ
「光の向き」の基本はこの5つ。
順光
順光のメリット | 順光のデメリット |
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被写体の色味や形を見たまま写し出してくれる 色味をきれいに写し出してくれる | 影の部分が少なくなるので立体感に欠ける 撮影写真の影が入り込んでしまうことがある |
順光は色味や形を見たまま記録することができ、色が特徴的な被写体に対して特に効果的です。
ただ、影の部分が少なくなるので、立体感に欠け、印象的な写真になりにくいといったデメリットがあります。
以下は順光で撮影した写真です。
被写体の色味などをハッキリと写し出してくれており、記録写真を撮影するのにも適していますね。
ただ、明暗差が少ない分、立体感には欠けます。
逆光
逆光のメリット | 逆光のデメリット |
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ドラマチックな写真を撮ることができる ふんわりとした優しい雰囲気の写真も撮ることができる エモーショナルな写真を撮ることができる | 被写体が黒く潰れてしまい、色が出にくい 時間帯が限られ |
逆光はドラマチックな写真やエモーショナルな写真を撮ることができる光の向きです。
風景写真でもポートレート写真でも印象的な写真を撮影することができます。
また、葉っぱや液体など透明な被写体は透過され、幻想的な写真を撮ることができる光です。
ただし、被写体の色味がハッキリと写らず、黒く潰れてしまうことが多いのでその場合は「露出補正機能」で調整すると良いでしょう。
以下作例です。
一眼カメラは逆光にも非常に強いです。
逆光はドラマチックな写真を撮ることができ、写真を撮る楽しさを存分に楽しめる光です。
フィルターを使うと違った雰囲気が出るのでおすすめですよ。
サイド光
サイド光のメリット | サイド光のデメリット |
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立体感のある写真が撮れる 明暗差のはっきりしたメリハリのある写真が撮れる | ふんわりしたやさしいい雰囲気の写真は撮りにくい |
サイド光は明暗さがはっきりしているため、かっこいい写真を撮影するときに適している光の向きです。
影を活かした立体感のある写真を撮影するときにも効果的です。
横から光が当たることで明暗差がはっきりと現れ、立体感のある写真になります。
逆に、柔らかい雰囲気の写真を撮影する場合には適さない光といえます。
横からの光により、影になっている部分と光の当たっている部分がはっきりとわかり、強い印象を与えます。
フィルターを付けているため柔らかい光になっていますが、被写体の銀杏の葉は明暗差がはっきりとしています。
半順光
半順光のメリット | 半順光のデメリット |
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順光とサイド光の良いとこ取りの光 扱いやすい光の向き | 時間帯が限られている |
半順光は順光とサイド光の良いとこ取りをした扱いやすい光です。
ただ、時間帯が限られてしまうので、計画をしっかりと立てた上で撮影に臨みたいですね。
斜めから光が当たることで立体感がでます。色も鮮やかに出るので、雰囲気の良い写真を撮ることができますね。
壮大な風景なので、わかりにくいかも知れませんが、こちらも半順光。霧も発生し幻想的な写真になっています。
光が斜めから当たることで、こちらの写真も立体感が増しています。
半逆光
半逆光のメリット | 半逆光のデメリット |
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柔らかな雰囲気の写真が撮れる 光が透過され透明感のある写真が撮れる 食べ物を撮影するときに最適な光 | 時間帯が限られている 光の強さによっては全体が暗くなりがちになる |
半逆光は柔らかい雰囲気の写真を撮影することが可能。
桜に斜め後ろからの光が当たることで、柔らかい印象を受けるのではないでしょうか?
また、光が透過することで透明感のある写真も撮ることができます。
紅葉が透過することで、幻想的な写真が撮れました。
風景撮影でも非常に効果的。
非日常を感じることのできる写真を撮れますよ。
霧に太陽の光が隠され、ソフトフィルターのような役割となることで、手前の草や船が強調されバランスの取れた一枚となりました。
ただし、半順光と同様に撮影できる時間が限られているので、計画を立てた上で撮影に臨むことをお勧めします。
また、光の強さによっては全体的に暗くなりがちなので、「露出補正機能」を活用し調整するとよいでしょう。
まとめ|光の向きを知れば写真は変わる
この記事では、写真撮影で必須の知識になる光の向きについて解説しました。
光の向きは次の5つ。
この5つを押さえればほぼ全てのシーンに対応することができます。
光に注目しながら普段から過ごしていると、いつもと違った世界になります。
光は写真を楽しむには欠かすことのできない要素です。
今回は以上です。
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