【撮り方解説】紅葉写真が秒で変わる!|スマホ・一眼

紅葉写真の撮り方解説のアイキャッチ画像

こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。

この記事では一眼・スマホでの紅葉の撮り方を解説していきます。

紅葉作例

紅葉を楽しめる時期は意外と長い

山の上から街中まで、数カ月間楽しむことができます。

zookomi
僕も毎年、2ヶ月位紅葉を満喫しています!
毎週ワクワクです。

ただ、ふと「きれいだな」と感じても、うまく写真に残せない思った通りに撮れないといった経験をした方も多いのではないでしょうか。

この記事を読むと
  • 紅葉のおすすめに時期や時間帯がわかる
  • 天気ごとの撮り方のコツがわかる
  • シーン別の撮影ポイントがわかる

初心者の方から中級者の方までカバーできる内容です。

これから解説するテクニックを使えば、スマホでもきれいに撮影できることも増えるでしょう。

それでは行きましょう!

目次(タップできる目次)

紅葉のおすすめ時期

紅葉おすすめの時期

結論:例年10月中旬〜12月初旬がピーク

zookomi
紅葉を楽しめる期間て、意外と長いね!

場所によっては、9月下旬から10月の1週目にかけてピークの場所もあります。

しかし、場所的にはかなり限られてきます。(東北だと宮城の栗駒山・岩手の三石山など)

一般的には、10月中旬から12月初旬くらいが見頃の場所が多いです。

10月山の山頂に近い場所が紅葉最盛期を迎える
11月東北や北陸など気温が下がってくる時期が早い場所は11月の上旬から中旬が見頃
関東や関西などは11月下旬くらいから見頃になる
12月街中の紅葉や南の方で紅葉が最盛期を迎える

紅葉を長く楽しみたいのであれば、10月は山へ行き、11月から12月にかけては街中の寺社仏閣などを狙うのがおすすめ。

撮るのに最適な時間帯

時間を表す画像

紅葉も時間によって撮れ方が変わります。

この章では紅葉をいい感じに撮れる時間帯を解説します。

紅葉を撮る最適な時間

結論は次の3つの時間帯

  • 朝 |5:30頃~9:00頃にかけて
  • 夕方|15:00頃~16:30頃にかけて
  • 夜 |17:30頃から~20:00頃にかけて

作例も交えながら詳しく見ていきましょう。

朝|5:30頃〜9:00頃

早朝に撮影した紅葉の写真作例

まずは早朝から午前中の早い時間です。

zookomi
早起きは苦手だよ!

早起きが苦手な方もいると思いますが、日の出と紅葉を見ることができたら、人生変わるかも!くらいのインパクトを受けますよ。

風景ってこんなに美しいんだなと思ってもらえるはず。

秋は夏と比べると日の出の時間が遅いです。

少し、早起きを頑張ることができれば見れる景色。ぜひ体験してほしいですね。

日の出とまでは行きませんが、午前中(9時ころまで)はまだ太陽が低い時間帯です。

斜めからの光が入ってくるのと、光が柔らかいため、優しく爽やかな写真が撮れます。

午前中に撮影した紅葉の写真の作例

夕|15:00頃〜16:30頃

紅葉写真夕方の作例。

紅葉は夕方の時間帯もおすすめ。

zookomi
夕方も撮れるなら、夕方を狙ってみよう!

ただし、秋は日の入りが早くなってきている時期です。

目安としては15:00頃~16:30頃と時間は長くはありません。

それ以降の時間だと、暗くなっしまって撮ることが難しくなります。

夕方の西日が当たる時間帯に撮ると、よりドラマチックな写真になりますよ。

紅葉写真夕方の作例

夜|17:30頃〜20:00頃

紅葉写真夜、ライトアップの作例

紅葉の夜と言ったら、ライトアップです。

zookomi
ライトアップも幻想的できれい!

ただ、多くの方が見にこれるので、人が多くなってしまうのが難点。

多くの方に見に来てほしいという思いで行っていますので、それは仕方のないこと。

時間的に、夜までやっているので、仕事帰りに見に行くこともできるのがいいところ。

場所によって開催されている期間や時間が違うので、調べてみてくださいね。

天気による撮り方の違い

紅葉を撮影するには天気も影響してきます。

しかし、紅葉は天気が雨や曇りでも十分魅力的に感じる事のできる被写体です。

天気ごとの撮り方

結論

  • 晴れ|光を見ることが大切 順光・逆光・サイド光がある
  • 曇り|明暗差はないが、紅葉の色味を楽しむことができる
  • 雨 |雨に濡れることで、湿度がある幻想的な写真が撮れる

晴れ|光を見ることが大切

晴れの日の紅葉写真作例
zookomi
晴れの日は光を見ることが難しそう……

晴れた日は紅葉が一層輝いて見えます。

しかし、光を見る(読む)ことは意外と難しい。

逆に光を見る(読む)事ができたら、最高に心強い仲間です。

クリアしていきましょう。

順光

順光の紅葉写真作例

被写体に光が正面から当たっている状態です。

順光について解説する画像

正面から当たることで、被写体が明るくなり強調されます。

より紅葉の色味を引き立たせたいときは順光がおすすめです。

順光での紅葉写真作例

上の写真も順光で撮影したものです。

光が正面から当たることで、もみじの赤色がより強調されているのがわかります。

逆光

逆光での紅葉写真作例

逆光は、ドラマチックな写真を撮影したいときに使う光です。

逆光の解説画像

光が強いと黒く潰れてしまうので、注意が必要です。

印象的に仕上がるのが、逆光の素晴らしいところ。

逆光の写真を撮れるようになると、写真にどんどんはまっていきますね。

逆光の紅葉写真作例

どんな被写体でもドラマチックになってしまうのが、逆光のすごいところ。

zookomi
個人的に逆光が大好物!

サイド光

サイド光の紅葉写真作例

サイド光は横からの光です。

サイド光についての解説画像

順光とはまた違った強調されます。

横からの光は意外と見つけにくく、撮影位置を変えたり、視線を上げたり下げたりしながら見つけられるといいです。

サイド光の紅葉写真作例

朝の光が登り始めたときに特に見つけやすいです。

朝か、夕方がおすすめの光です。

曇り|色がしっかりと出る

曇りの日の紅葉写真作例

曇りの日は「撮れ高がな……」なんて思っている方はいませんか?

zookomi
曇りでもいい感じになるのが紅葉のいいところ!

実は曇りは、紅葉の色味がしっかりと出る天気です。

明暗差が少ない分、本来の色がくっきりと現れます。

曇りの日の紅葉写真作例

曇りの日でも諦める必要はありません。

濃く、厳かな写真が撮れるのは曇りの日だけです。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

雨|湿度があり、幻想的な写真になる可能性が高い

雨の日の紅葉写真作例

雨の日は湿度が高くなり、幻想的な写真を撮ることができます。

例えば上の写真のように、紅葉にうっすらですが霧がかかっているのですが、晴れとはまた違った美しさを感じることができるのではないでしょうか?

露出をアンダー(暗め)にして撮るのがポイント

暗めのすることで、紅葉の色味がより引き立ちます。

雨の日の紅葉写真作例

落ち葉も濡れていることで、しっとりとした雨の日ならではの写真が撮れますね。

シーン別の撮り方

この章では、紅葉撮影で撮れるシーン別の撮影方法を解説します。

少し視点を変えたり、場所による撮り方の違いを意識することで、写真の質がグンと向上します。

試してほしいですね。

zookomi
少しの変化の積み重ねが写真を変える!

落ち葉

紅葉落ち葉の撮影の仕方

紅葉は落葉寸前に見せてくれる最後の美しい姿です。

そのため、地面にはたくさんの落ち葉があります。

木に付いている姿も美しですが、落ち葉すらも美しいのが紅葉の良いところです。

撮り方として、簡単に導入できるのが2つ。

落ち葉の撮り方
  • 上から覗き込む
  • ローアングルで撮る

1秒でマネできるので、試してみてください。

上から覗き込む

紅葉の落ち葉の撮影の仕方

上から覗き込むことで、画面いっぱいに紅葉を入れることができます。

もみじの赤や銀杏の黄色など、目立つ色も多いので、それだけで十分絵になるでしょう。

ローアングルで撮る

紅葉をローアングルで撮影するときの作例

ローアングルで撮影することで、迫力ある写真にもなります。

さらに逆光で撮影すると、より色味が引き立ったり、ドラマチックなワンシーンになりますね。

リフレクション

紅葉のリフレクションの撮影の作例

「リフレクション」、またの名を「反射」といいます。

リフレクションは、自然の風景を撮りたいときには、水面に反射した山などを撮ることが多くなると思います。

撮影のポイントを押さえましょう。

リフレクション撮影のポイント
  • 風のない時間をねらう
  • 水平に保つ
  • 二分割構図を使う

風のない時間をねらう

まず、自然のリフレクションを撮るためには、風のない時間をねらいます。

風のない時間とは、早朝か夕方です。

早朝か夕方に、素晴らしい景色が見られる理由の一つして、風がないことが挙げられます。

静寂を感じることのできる時間。

早朝は早起きが難しいですが、チャレンジしてみてもいいですね。

夕方は、比較的ねらいやすいので、おすすめです。

紅葉のリフレクションのときの撮影の作例

上の写真は夕方の写真です。少し波打ってますが、これはこれで十分に撮れているので自分の納得感も大事かと。

水平に保つ

リフレクションをきれいに見せるのは、水平です。

少しでもズレていると違和感をを感じます。

徹底的に水平を取りましょう。

二分割構図を使う

水平を保てたら、全体の構図のバランスを見ます。

おすすめは二分割構図です。

二分割構図についての解説画像

真ん中で写真を二分割する構図で。

スッキリとした印象で、使いやすい構図です。

ライトアップ

ライトアップの紅葉の作例

ライトアップも幻想的に撮れる絶好の機会です。

ライトアップで気を付けたいのは、色味とブレです。

どうしても派手になりやすいので、色味だけ注意したいです。

撮り方は、普通の紅葉と同じです。しかし、案外暗いので、ISOを上げるなど暗い場所への対応は必要です。

表現としてブレを使うなど、意図があればいいですが、できるだけきれいに撮りたい場合はブレない工夫は必要ですね。

並木道

紅葉の並木道の作例

並木道を撮るのは、2つの選択肢があると考えます。

並木道の撮り方
  • 望遠レンズで圧縮するか
  • 広角レンズで広く撮るか

特に正解はないので、自分の好みの写真に近づけるよう、いろいろと試してみてください。

望遠レンズの圧縮効果を使う

紅葉の並木道の作例

望遠レンズで撮影することで、望遠レンズ特有の圧縮効果が出ます。

圧縮効果によってギュッとまとまり、迫力のある写真になります。

並木道などの同じものが連なっている連続性のある場所だと、より圧縮効果が現れるので、焦点距離が100mm以上のレンズを持っている方は試してみてほしいです。

広角レンズでダイナミックに撮る

広角レンズで紅葉の並木道を撮影する作例

広角レンズでは壮大な風景をより壮大に撮ることができます。

実は広角レンズは並木道とも相性がいいレンズです。

理由は、広く撮れるので、全体がダイナミックに写るからです。

望遠レンズだと遠くのものが写りますが、広角レンズだと近くのものまで写してくれるので、ダイナミックさが強調されます。

スマホだと広角に近い焦点距離なので、しゃがんで撮ったり、少し高い位置から撮ったりするなどちょっとの工夫で写真に差が出てきますよ。

まとめ|紅葉を満喫しよう!

この記事では紅葉シーズンの撮影ポイントを解説しました。

紅葉撮影のポイントまとめ
  • 紅葉撮影ができる時期は10月上旬から11月下旬までの約2ヶ月間と実は長い
  • 紅葉撮影に最適な時間は朝・夕方・夜
  • 紅葉撮影は天候を選ばない
  • 落ち葉を撮影したり、夜のライトアップがあったりといろいろ撮れる
  • アングルを変えると表現がかわるのでおすすめ

ポイントを押さえて楽しく紅葉撮影をしましょう!

最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!

紅葉写真の撮り方解説のアイキャッチ画像

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この記事を書いた人

zookomi0124のアバター zookomi0124 東北のフォトグラファー

「おくのほそみち」というテーマで、東北を中心とした写真を撮影しています。
ブログの趣旨
写真を楽しむ全ての人に向けた
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