こんにちは。東北のフォトグラファーのzookomiです。
4月に撮影した写真10枚を紹介していきます。
東北の春は一足遅く、4月中であれば桜を存分に楽しむことができます。

- 撮影した機材がわかる
- 撮影した設定がわかる
- 撮影した時期(目安)がわかる
- 撮影した時間がわかる
- 撮影した場所(教えられところは)がわかる
それではいきましょう!
徳泉寺の桜【宮城県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE24-70mmF2.8GMⅡ
- 設定:F8・SS1/200・ISO200・焦点距離47mm
- 時期:4月上旬
- 時間:午後4時頃
- 場所:徳泉寺(Googleマップ)
宮城県仙台市の徳泉寺の桜です。
ここ近年SNSでの発信もあり、桜の名所になりつつある場所。
ずっと昔からある由緒あるお寺です。
桜の樹齢はわかりませんが、あまりに立派なので、結構年月を重ねていると考えられます。
一本の枝垂れ桜というのがまた良いです。
訪れたときは、たまたま夕方でしたが、夕日が差し込みすばらしい風景に出会うことができました。
お花見客もおり、賑わっていました。
石畳の上にちょうど乗る桜が、雰囲気を増しますね。
船岡城址公園の観音様と桜【宮城県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE70-200mmF2.8GMⅡ
- 設定:F5.6・SS1/80・ISO250・焦点距離200mm
- 時期:4月中旬
- 時間:午後5時30分頃
- 場所:船岡城址公園 一目千本桜さくら歩道橋付近(Googleマップ)
なんだかんだ定番で、毎年訪れている柴田町の一目千本桜。
今回は、観音様と桜を絡めて撮れないか散策。
まさかの定番の「さくら歩道橋」あたりから撮影できることに気付き、撮りました。
遠くに見える観音様がいいアクセントになっていますね。
構図は三分割構図で交点に観音様や桜がかぶさるように撮影するよう心がけました。


毎年行っても天候・時間などの条件が違うので、新しい発見もあり楽しい桜スポットです。
全国的にも有名になってきているので休みの日の人の混雑はすごいです。
公共交通機関でも来場できるのもまた魅力的ですね。
小沢の桜【福島県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE70-200mmF2.8GMⅡ
- 設定:F5.6・SS1/400・ISO200・焦点距離200mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午前6時30分頃
- 場所:小沢の一本桜(Googleマップ)
小沢の桜は福島県田村市に咲く一本桜。
日本の原風景。
映画の撮影地にもなったみたいです。
樹齢は100年ほど。
ソメイヨシノの寿命はあまり長くない中で、100年は長生きの部類に入ります。
引きで撮る構図が定番で一般的ですが、今回は望遠で寄り気味で撮影してみました。
何気に、桜が散る様子も写っていたりと、贅沢な一枚になりました。
最近は菜の花も植えられ、より華やかな写真を撮影することができます。
大門の桜【福島県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+Sigma14-24mmF2.8 DG DN|Art
- 設定:F16・SS1/200・ISO200・焦点距離14mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午前7時00分頃
- 場所:大門の桜(Googleマップ)
廃バスと一緒に撮れる桜です。
小沢の桜と同じく、福島県田村市にあります。
なんでこんな場所に廃バスがあるのだろう?とずっと思っていました。
その謎が解き明かされました。
撮影していたら、たまたま地元の方に遭遇。
そこで少しお話をしました。
この場所は、そもそも「ゲートボール場」。
廃バスは「ゲートボールの道具入れの倉庫にするために譲り受けた」とのこと。
もともと桜が咲くのはわかっていて、そこに廃バスがあったら「面白いべ」と話してくれました。
廃バスだから、そのうち撤去されるのではないかと思っていましたが、しばらくは大丈夫そうです。
しかし、ゲートボール場だったとは。
地域の方の憩いの場のようです。
最近になって、よく撮影している人を見かけるそうです。
何も問題は起きてはいませんが、マナーを守って撮影しないとなと思いました。
今回は、広角レンズで撮影。
広角レンズじゃないと、入り切らないくらいの大きな桜です。



地元の方的には、夕方がベストの時間帯なのだそう。
どんな時間に撮影しても、廃バスと桜の組み合わせは映えますので、自分の好きな時間に訪れてみてください。
水沢競馬場の桜並木【岩手県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE24-70mmF2.8GMⅡ
- 設定:F8・SS1/320・ISO200・焦点距離62mm
- 時期:4月下旬(例年は中旬くらいが見頃だそうです。)
- 時間:午前9時30分頃
- 場所:水沢競馬場の桜並木(Googleマップ)
岩手県水沢市の水沢競馬場の桜並木です。
桜の時期にだけ開放される場所で、日程も決まっているため、やや撮影難易度が上がります。
カメラマンも多く、休日に無人で撮影するには開幕ダッシュが少し必要です。
私が撮影した日は、良心的な方しかいなく、楽しく撮影する事ができました。
望遠レンズで圧縮効果を利用したり、広角気味に撮影し、桜の隙間から空を入れて撮影したりするなど工夫ができます。
ポートレート撮影にも向いていますで、様々な楽しみ方ができますね。
開放時間からあっという間に人も多くなり、花見を楽しむ方や1000円でできる乗馬体験をする方もおり、各々桜を楽しんでいました。
自転車と桜【秋田県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE70-200mmF2.8GMⅡ
- 設定:F2.8・SS1/3200・ISO200・焦点距離82mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午前8時頃
- 場所:桧木内川堤ソメイヨシノ(Googleマップ)
秋田県角館町の桧木内川堤(ひのきないがわつつみ)ソメイヨシノで撮影した自転車と桜です。
桜の時期に自転車は早朝でも見かけることが多く、春の暖かい陽気も感じながら桜を楽しむために朝から出かけているのかな?
と、想像させる1枚になりました。
自転車の色も春らしく、撮りたくなる自転車でした。
私は、絞って(F値の数字を大きくする)撮影することが多いのですが、自転車を主題にしたかったので絞りを開放にして撮影しました。
さらに、望遠レンズで少し焦点距離を伸ばすことで圧縮効果が多少なりとも出ます。
圧縮効果も活用して主題が浮き上がるようにしました。



弁天桜【福島県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE24-70mmF2.8GMⅡ
- 設定:F13・SS1/125・ISO200・焦点距離34mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午前10時頃
- 場所:弁天桜(Googleマップ)
福島県田村市にある弁天桜です。



この桜は、今回撮影して桜の中でダントツで「実際に見てほしい桜」です。
時間帯も早朝ではなかったし、ホームページの写真だけでは伝わりきっていないので、行くときには全く期待していませんでした(笑)
周りは桜を守るような杉林。
杉林では、早朝の光は入りにくいかもしれません。
太陽が真上に来たあたりがベストなのではないかと思いました。
朝の10時頃に撮影したのですが、ちょうど真上に太陽もあり、スポットライトのように桜が照らされていました。
しかも驚くほど大きい。
この桜は「嫁ぎ先から生家に帰ることが許されないことを思い悩み、池に身を投じた娘の供養のために親が植えた」という悲しい言い伝えもある桜です。
桜の根元には人が埋まっているなんてことも言われますが、どことなく命の美しさにも見えますね。
薬師神社の桜【福島県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE24-70mmF2.8GMⅡ
- 設定:F16・SS1/125・ISO200・焦点距離70mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午後12時30分頃
- 場所:中山の薬師桜(Googleマップ)
山の中にぽつんとある鳥居と桜。
とんでもなく大きい山桜を祀っているようです。
ちゃんと観光サイトにも掲載されている桜です。
なぜか桜を電線が貫通していますが、人々の生活との結びつきを考えると致し方ないのかなとも思います。
桜を代々守る人がおり、昔から守られてきたのだと想像できます。
あまりにも大きいので,枝が折れるなどはしていますが、想像以上の桜で実際に見てほしい1本です。
民家の桜【福島県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE24-70mmF2.8GMⅡ
- 設定:F8・SS1/640・ISO200・焦点距離24mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午後10時30分頃
車を走らせていると、桜の花びらが飛んできました。
何事か、と思い進んでみるとそこには大きな桜の木。
しかも、一般のご家庭にある桜の木でした。
外側から撮影していると
「こっち側から撮るときれいだぞ」という声。
その声の主はその家に住む老夫婦でした。
まさかの一言に甘え、撮影させていただいた一枚。
撮り終わったので、ご挨拶に行くと
お祖母様から「一服してけと」とお誘いに。
オレンジジュースと菓子パンをいただきました。
近所の方もいて、お祖母様・近所の方・私の謎の組み合わせで話をしていました。
快く撮影させていただいき、その出来事が深く心にしみたので、この一枚は特別なものとなりました。
風景だけ撮っていると忘れてしまうのですが、そこには人もいるんだなとつくづく感じました。
桜と信号機【秋田県】


- 機材:SONYα7Ⅳ+FE70-200mmF2.8GMⅡ
- 設定:F2.8・SS1/5000・ISO200・焦点距離119mm
- 時期:4月下旬
- 時間:午前8時頃
- 場所:桧木内川堤ソメイヨシノ(Googleマップ)
自転車と桜がある場所とほぼ同じ場所ですが、信号機と桜もついつい撮ってしまいがちな被写体です。
望遠レンズで撮影すると、桜と信号機がより近くなるので不思議な写真になります。
日常の出来事もこうやって残せるのも写真のおかげです。
桜があるだけで、だいぶ印象は変わりますが、信号機はよく撮影する被写体です。
まとめ|桜を追いかけた4月
東北の桜は4月がピーク。
最近老木も増えてきており、気温によっては3月に咲いてしまうこともあります。(毎年3月に咲く桜もあります)
毎年楽しみしている桜の撮影。
これからも続けていきたいと思います。
今回使用した機材はこちら








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