【ホワイトミストNo.1 レビュー】手軽にオールドレンズのような写真を楽しめるフィルター|作例あり

こんにちは。zookomiです。

この記事ではkenkoから発売されているソフトフィルター。ホワイトミストNo.1のレビュー記事になります。

ホワイトミストNo.1は【オールドレンズの描写のように】というコンセプトを掲げ、コントラストを抑え、写真を淡い色調に仕上げてくれるソフトフィルターです。

ホワイトミストNo.1はこんな方におすすめ
  • オールドレンズのような淡い雰囲気のある写真を撮影したい方
  • オールドレンズのようなフレアを楽しみたい
  • オールドレンズを購入するのに高いハードルを感じている方

今回の記事の結論から言うと

おすすめの使い方注意点
逆光・反逆光で使用する
F値は開放で明るめに設定する
露出補正はプラスがおすすめ
テーブルフォト・スナップ・ポートレート撮影がおすすめ
順光時には大きな効果は感じられない
期待のしすぎには注意
zookomi
数千円でオールドレンズのような描写を楽しめるのはコスパ良すぎ!

オールドレンズを使用するとなると、マウントアダプターを準備したり、レンズの状態を気にしたりしないといけないことからハードルの高さを感じていました。

その点、オールドレンズを導入するハードルの高さフィルター1枚で解決できるのはありがたいです。

フィルターの強みはなんといっても手軽さですね。

それでは、解説いきましょう。

目次(タップできる目次)

ホワイトミストNo.1の効果

まず、の効果を確認しましょう。

大きな効果は2点。

実際の写真を見ながら解説します。

オールドレンズのような淡いトーンの写真が撮れる

1つ目はオールドレンズのような淡いトーンの写真が撮れる効果があります。

淡いトーンの写真:明暗差の少ないコントラストが低い写真のことをいいます。

イメージ的には写真家の川内倫子さんの作品を思い浮かべて貰えばイメージしやすいです。

ホワイトミストNo.1の描写を解説する画像

実際に撮影した写真がこちら。

コントラストが低い淡いトーンの写真を撮影することができます。

撮って出しで雰囲気が出るので、現像も大きく必要なく仕上がるのは素晴らしいですね。

逆光時には大きなフレアが発生する

2つ目が逆光時に大きなフレアが発生してくれることです。

現在のデジタル写真ではフレアはあまり好まれませんが、フィルムカメラやオールドレンズで撮影した際に発生するフレアは雰囲気があり、好んで撮影する方も多い印象です。

ホワイトミストNo.1を装着して撮影すると大きなフレアが発生することを解説する画像

嫌味のない柔らかい雰囲気のフレアが発生しているのがわかりますね。

zookomi
フレアがめっちゃ最高で逆光が楽しい!

このフレアを活かすことで、ポートレート撮影など柔らかい雰囲気を出したいときや夕暮れのドラマチックな時間帯でよりドラマチックに撮影することができます。

おすすめの使い方3選

この章では、を使用する際のおすすめの使い方を紹介します。

zookomi
設定は簡単!「明るく」がキーワード!

それではいきましょう。

逆光・反逆光が最も効果がある

ホワイトミストNo.1の使い方を解説する画像

逆光・反逆光時に使用することがおすすめです。

このフィルターの強みはなんといっても、フレアの雰囲気がすばらしいこと。

フレアを活かさない手はありません。

上の写真は反逆光時に撮影したイチョウの葉です。左側から当たる光が雰囲気を増していますね。

ホワイトミストNo.1を装着して撮影すると大きなフレアが発生することを解説する画像

逆光時は先ほどの章でも解説しましたが、光に向けて撮影することで大きなフレアが発生します。

雰囲気がよく、何気ない景色がよりドラマチックになりますね。

F値は開放で明るく設定する

ホワイトミストNo.1を使用するときは絞り開放の明るめで設定することを推奨する画像

を使用するときのF値は、開放・明るめに設定することをおすすめします。

具体的に言うと、F1.8~F2.8のF値が特におすすめです。

F値について「よくわからない」方には次の記事がおすすめです。あわせて読んでいただければ理解が深まります。

簡単に解説すると

まず、カメラの設定をAモードします。

F値をコントロールするときに必要な設定を解説する画像

次にF値をF1.8〜F2.8に設定します。

F値の設定を解説する画像

F値の値を小さくすることで、多くの光をカメラに取り入れることができます。

そうすることで大きなフレアが発生し、雰囲気のある写真を撮影することができますよ。

露出補正は+に振る

ホワイトミストNo.1を使用するときの露出補正はプラス側にすることをおすすめする画像

撮影シーンによりますが、を使用するときは、露出補正をプラス側に振ることをおすすめします。

ライトルームなどであとから編集することも可能ですが、せっかくフィルターでいい感じに仕上がるのであれば撮って出しで完成させたいところです。

露出補正は+0.7〜+1.3くらいを目安にして、明るければマイナスにしていくなど調整しながら使用してみてください。

露出補正をする場合は露出補正ダイヤルを回すと設定を変更することができます。

露出補正の設定を変更する方法を解説する画像

モニターで実際の画像と数値を見ながら調整していくと良いでしょう。

露出補正の設定を変更する方法を解説する画像

露出補正を明るめに設定することで、淡く柔らかいトーンの写真を撮影することができますよ。

使用するときの注意点2選

この章では、の使用時の注意点を2つ解説します。

このフィルター自体に大きなデメリットがあるのではなく、使用者側の期待値の高さなどマインドの部分も関係してきます。

それでは見ていきましょう。

順光時には大きな効果は感じられない

ホワイトミストNo.1順光時の作例

1つ目は順光時には大きな効果は感じにくいことです。

上の写真の時間帯は夕方の、いい光が入る時間帯でした。

ホワイトミストを装着し、順光で撮影してみると、大きな効果を感じられない結果となりました。

ホワイトミストNo.1順光時の作例

また、光が入らない場面でも効果は薄いです。

若干淡くはなるかな?くらいで、大きな効果は期待できません。

を使用するときは、逆光・反逆光などで使用することをおすすめします。

期待のしすぎには注意

前述した通り、は順光時には大きな効果を感じにくいです。

あくまで、「オールドレンズの描写のように」なのです。

完全にオールドレンズになるわけではありません。

期待のしすぎには要注意です。

本当にオールドレンズのような雰囲気の写真を撮影したいのであれば、オールドレンズを使用するしかないのです。

ホワイトミストは、表現の幅を広げるための一つの手段や気分を変えたいときなどに使用することをおすすめします。

ただ、逆光・反逆光時の描写は素晴らしいです。それだけでも使用する価値は十分あると感じます。

作例

作例を紹介していきます。

逆光・反逆光時の描写の素晴らしさを存分に感じていただけるのではないかと思っていますので、どうぞご覧になってください。

ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例
ホワイトミストNo.1の作例

今回の作例は、を装着しての作例です。

まとめ|手軽にオールドレンズを楽しめるナイスなアイテム

今回はkenkoから発売されているソフトフィルター。ホワイトミストNo.1のレビュー記事でした。

比較的安価で手軽に導入できる点から多くの方に楽しんでいただけるフィルターだと感じました。

特に逆光時の描写は非常に魅力的で、スナップ写真などでも雰囲気のある写真を撮影することができます。

zookomi
スナップもポートレートでもテーブルフォトでも大活躍!

手軽にオールドレンズの描写を楽しめるコスパの高いアイテムです。

ホワイトミストNo.1はこんな方におすすめ
  • オールドレンズのような淡い雰囲気のある写真を撮影したい方
  • オールドレンズのようなフレアを楽しみたい
  • オールドレンズを購入するのに高いハードルを感じている方
おすすめの使い方注意点
逆光・反逆光で使用する
F値は開放で明るめに設定する
露出補正はプラスがおすすめ
テーブルフォト・スナップ・ポートレート撮影がおすすめ
順光時には大きな効果は感じられない
期待のしすぎには注意

ぜひ取り入れて、写真をより楽しみましょう。

今回は以上です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。コメントなどいただけると、記事の質向上や励みになります。ぜひお願いします!

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zookomi0124のアバター zookomi0124 東北のフォトグラファー

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