写真展

【写真展】写真展開催までにした18のこと 写真展の開き方について解説

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こんにちは。zookomiです。

今回の記事は写真展の開き方や必要な道具についての解説記事です。

写真を撮っている人であればいつかは「写真展をやってみたいな。」とか「写真をプリントして飾ってみていな」と思う方もいると思います。

今回の記事を参考にすれば写真展開催までにすることについてわかります。

ぜひ最後までご覧になってください。

それでは目次です。

写真展開催までにした18のこと

今回私は東京で【東北展 〜DEEP NORTH〜】という写真展をしました。

メンバーは全員で10名。

東北の写真家の中では、名だたるメンバーを集結し開催することができました。

今回はグループで写真展開催までにすることをまとめました。

10人で1週間、東京で開催するということで結構な規模で行なったのではないかなと思っています。

開催までに準備したことをまとめましたのでこれから写真展を開催してみたいと思う方やいずれ開催したいと思う方は参考にしてみてください。

 

ただ、前もって言いますが、正直な感想は「めっちゃ大変」でした。

大変でしたが充実感ややってよかったって心から思えたので、共有していきます。

やったことはざっくり以下のようになっています。

・メンバー集め

・展示会場の決定

・写真展のテーマ、写真展の名前を決める

・写真展の日程を決める

・レイアウトを決める

・展示作品を決める

・フライヤーを作成する

・在廊日程の調整

・アルバイトを募集する

・SNSなどで周知する

・展示作品を印刷する

・アンケートフォームの作成をする

・写真展の拡散のお願いを作成する

・ポートフォリオ、名刺を作成する

・ステートメントを作成する

・キャプションを作成する

・キャプションボードを作成する

・搬入する

それでは1つ1つ解説していきます。

メンバー集め

今回のメンバーは風景・ポートレート・スナップ・抽象表現など様々なジャンルの写真家を集めました。

1つのテーマに絞るのではなく、なぜ様々なジャンルの写真家を集めたかというと

いろいろな視点で東北を見てほしかったからです。

展示会でよくみられるのは、風景やポートレートに絞った展示会が多いイメージです。

どちらにせよ、テーマや伝えたいことが決まっていれば正解だと思います。

今回は先にも述べたようにいろいろな視点で東北を見てほしかったから。

これが一番強い思いだったので、様々なジャンルの写真家に声をかけました。

ただ注意してほしいことがあります。

メンバーを選ぶ際、SNS等のフォロワー数も大切にはなってくるとは思いますが、中でも特に大切なのは、展示経験があるメンバーがいることです。

それだけで、強い味方になってくれますし進捗状況など助言・アドバイスをもらえるので、絶対入れたほうがいいです。

また、メンバーの中にデザイン経験がある人もいるとさらに良いのですが、今回展示自体には参加していませんが、全面的に協力してくれたデザイナーもいました。

いるといなのでは、写真展の完成度が全く違うので協力してもらってください。

・メンバー選びは伝えたい内容によってジャンルを決める。

・展示経験者は必須。

・デザイナーがいるとさらに良い。

展示会場の決定

今回の写真展の会場は東京の渋谷にある「ギャラリー・ルデコ」で行いました。

東京には多くの展示会場があります。

その中で選ぶのは大変だと思いますが、選ぶポイントを載せておきます。

展示会場の決め方は

・立地

・予算

・ギャラリーの雰囲気

この3点が特に大切になってくるのではないかなと感じました。

いくら展示内容が良くても、行きにくい場所であればなかなか足が向かないでしょうし、いくら立地が良くても予算が大幅にオーバーしてしまっては、運営するのはかなりしんどくなります。

ギャラリーの雰囲気と展示する写真の雰囲気が合わない場合もあるので、ギャラリーの雰囲気も考えないといけないかなと思います。

立地→ルデコの場合、渋谷駅から近い。

予算→立地に対して料金が良心的。

雰囲気→正統派なギャラリーである。

この3つを満たしているので、ルデコに決めました。

展示ではアンケートを取っていましたが、中には「たまたま立ち寄った」という方もおり、立地の大切さを感じていました。

展示会場選びのポイント

・立地

・予算

・ギャラリーの雰囲気

写真展のテーマ、写真展の名前を決める

次今回の写真展の名前は

『東北展  〜DEEP NORTH〜』

メンバー全員で協議するのもありですが、運営の責任者とアドバイスをくださる方の少人数で決めるのがスピーディーです。

運営者が事前にいろいろ考えて、メンバー選定もしていると思うので、運営が責任を持って決めるのが吉な気がします。

どうしても、メンバーの中には方向性が合わないとか、イメージが沸かないなど、そこで離脱してしまう可能性もあるかもしれませんが、強めのメンタルで進めて行くしかありません。

本来はメンバー選定の前段階で、方向性やテーマを伝えた上でお誘いするのが良いと思うので、順番的にはテーマ・方向性を決めるのが一番最初になりますね。

写真展を通して、何を伝えたいかを大切にする必要があります。

そこがブレると、ただの雑多な展示にもなりかねないので注意が必要です。

『東北展  〜DEEP NORTH〜』は観光情報誌やネットの情報だけでは知り得ない深い東北を多くの人に伝えたい。様々な視点から東北を伝えたいといったことから名付けた名前でした。

・写真展を通して何を伝えたいかが大切。

・できれば一番最初にテーマは決める。

写真展の日程を決める

写真展の日程を決める際のポイントは、正直いつでもいいとは思います。

しかし、準備を始める半年前くらいには決めておきたいです。

6月に写真展をやりたいと思ったら、12月のいつにするのか。

逆に12月に行いたいのであれば、6月から準備が必要だ。など

それぞれの感覚かと思いますが、ギャラリーの空き状況も考えながらだと開催日の半年前から準備できるような日程だと、気持ち的にも余裕が出ます。

・写真展の開催日は準備を考えると、現時点から半年後を目安にする。

レイアウトを決める

会場が決まり、予約が取れた時点で最初に行うのはレイアウトを決めることです。

レイアウトは細かなものはまだ必要ないので、誰がどの場所に写真を飾るのかを決めます。

それぞれの場所には役割があります。なぜその人がその場所なのか、どのような意図で見せたいのかなど複数の要因が入ってきます。

ここは時間かけていいところです。

吟味しながら進めていきましょう。

また個人写真を行う場合は動きやすいと思うので、どこにどのような意図で、何を伝えていきたいのか。時間を確保して行うといいです。

各会場、図面が用意してあるはずなので、そこに書き込みながら話し合ったりできるとスムーズです。

ちなみにルデコの場合、下記のような図面がホームページにあるので、参考にしましょう。

ルデコのホームページより引用 https://ledeco.net/

ただ、遠方だとなかなか現地に行けない方もいます。

その場合は、知り合いに写真を送ってもらうなどしましょう。

ただ、最も良いのは自分の足で行き、自分の目でしっかりと確かめることです。

時間等が許されるのであれば、実際に見学をしましょう。

・会場などが決まったら、まず図面を見て全体のレイアウト(誰がどの場所に展示するか)を決める。

・見に来てくださる方に何をどのように伝えるのかを吟味してしっかりと決める。

・会場は自分の足で行き、自分の目で確認することが最も大切。

展示作品を決める

自分が展示する場所を決める時には、すでにどのような写真を展示するのかは決まっているかもしれませんが、グループ展の場合必ずしも自分の希望する場所に展示できるとは限りません。

展示場所が決まってから、改めてどのような写真を展示するのかを吟味していく必要があります。

例えば、今回の写真展で私はエレベーターを降りて1番最初に目の入る位置が展示場所となりました。

その時点で、まだ展示する写真は決まっていませんでした。

ただ、入ってすぐの場所で、必ず目に入る場所だってので迫力ある写真を大きく展示しようと考えました。

見に来てくださった方に、「普通の展示とは違うぞ」と思わせたかったからです。

ここで大切になってくるのは、やはりどのような意図でどのような写真をどのような大きさで展示するのか。写真家側の狙いを十分に伝えられるものにしなくてはなりません。

抽象的な書き方になってしまい、伝えわりにくいかもしれませんが、展示作品の決め方を含め参考にしていただければと思います。

ただし、全員が並列で展示する場合もたくさんあります。

その場合は共同で行う方々の考えも尊重しながら考えていく必要があります。

・展示作品は展示場所の効果や意図を考えて選ぶ。

・写真家の意図をよく考えて写真を選ぶ。

フライヤーを作成する

徐々に進行してきたので、次はフライヤーの作成です。

フライヤーは案内のカードです。

ペラ紙でも大丈夫です。

ポストカード的なものにしている方も多いですね。

今回の展示のフライヤーはデザイナーに依頼しました。

展示グループ内にフラーヤーデザインができる方がいれば、その方を担当にし、お任せすればいいのですが、いない場合は知り合いのつてを使うか、クラウドワークスなどに依頼して作成してもらうのがいいのではないかと思います。

フライヤーには、

時間・場所・住所・メンバー・タイトル・写真展を象徴する写真を入れ込み、作成します。

展示に来てくださった方にもお渡しできるように、大量に印刷しておくといいです。

ちなみに今回はトータルで1000枚近く作成しました。

・フライヤーはデザイナーやクラウドワークスにお願いする。

・時間・場所・住所・メンバー・タイトル・写真展を象徴する写真を入れ込んで作成する。

・たくさん印刷しておく。

出展者の在廊日程を調整する

写真展を開催するにあたり、誰がいつ来れるのかは大きな問題となってきます。

誰も在廊できない日がもしかしたら出てくるかもしれません。

そのようなことが起きないようにするために、誰がいつ入れるのかは大切になってきます。

人が関わってくるので、流動的で難しいです。

後ほど解説する「アルバイトの方を雇う」のも一つの手です。

東北展のときは全員で共有できるGoogleのスプレットシートで管理しました。

私のマネジメント力不足で、多くの方に負担をかけてしまってのですが、なんとかしていただいた感じでした・・・

人の流れや状況から、いろいろな方の協力を得ることが必要になってきますね。

使用したスプレットシートを共有しますので、ご活用ください

→シフト表参考スプレットシート

・出展者の在廊時間などはしっかりと管理する。

アルバイトを募集する

どうしても在廊できないときには、アルバイトを雇う必要も出てきます。

来ていただいたお客様に作品の説明をするなど、出展者は意外と忙しいです。

展示したものを「これを見ろ!見て感じろ!」などという無責任なこともできません。

また、多くの方とコミュニケーションと取ることは、今後の活動にもつながってきます。

受付や芳名帳の記入などは、アルバイトの方にお任せして、出展者は在廊に全集中した方がいいです。

お金も絡んでくる問題ですので、よく検討してみてください。

ちなみに、アルバイトを雇う場合はその土地の最低時給が目安に設定してください。

・出展者は作品の解説やお客様とのコミュニケーションに力を注いだ方がいいため、アルバイトを雇うのは大切。

・雇う金額はその土地の最低賃金を目安に考える。

SNSなどで周知する

写真展を開催するにあたり、目的の一つは多くの人に来てもらうということが大切です。

誰も来てくれないのは、あまりにも悲しいですよね。

現代の良いところは、SNSがあることです。

フライヤーやポスターで周知するのもありですが、SNSを使わないのはもったいないです。

知り合いに、写真展の実施を拡散の協力をしてもらうなど、積極的に動く必要があります。

そこではやはり、ある程度のフォロワーがいる出展者がいると助かります。

東北展の出展者の場合は、SNSの総数は20万人ほどのフォロワーがいました。

積極的な告知を行いました。

しかし、人数がいれば良いわけではなく自分のファンを大切にできるとなお良いなと感じます。

SNS、使っみてください。

SNS運用に関する記事はこちらになりますので、参考にしてみてください。

Twitterフォロワー0人〜1000人まですべきこと

Twitterフォロワー10000人まですべきこと

・告知には積極的にSNSを活用する。

・周りの仲間に告知を協力してもらう。

展示作品の印刷をする

いよいよ展示作品を印刷します。

御用達の印刷屋さんがいればそこに頼むのもありですし、他の印刷屋さんを開拓するのもありです。

私は、以前にもお世話になっている、ミカ製版という印刷会社に頼みました。

いろいろな紙を取り扱っているので、様々な表現をすることができます。

できれば、搬入当日に会場まで運んでくれるといいです。

ちなみに今回私は3枚の写真を展示しました。

横の写真2枚と縦の写真1枚です。

横の写真は2000mm×1100mm

縦の写真は1100mm×2000mm

のサイズに印刷しました。

かなり大きいので、丸めることのできる紙で印刷を行いました。

紙は電飾PETフィルムという紙?と言っていいのか、わかりませんが持ち運びが容易な素材を選びました。

発色も良く、値段も抑えめなので気に入っています。

印刷するにしても、やはり何を伝えたいのかやどのように表現したいのかが大切になってきます。

軸はぶらさないように、自分の表現に合った印刷紙を選べればいいですね。

ただ、奥が深い世界です。いろいろ試すのがベストです。

・自分が伝えたいことがしっかり伝えられる印刷紙を選ぶ。

・持ち運びなども考慮して印刷する。

アンケートフォームを作成する

ここからは、展示の際にあった方がいいものを解説していきます。

まずはアンケートフォームです。

来てくださった方から、ご意見をいただくというものです。

ここに、至らない点などを記載してくだされば、展示メンバー全員で情報を共有できるなどメリットがありますし、励みになるお言葉を下さる方も多くいます。

ぜひ作成することをお勧めします。

 

以下質問内容です。参考にしてみてください。

・宜しければ、参考に性別を教えてください。

・どのような立場で写真と関わってらっしゃいますか?

・東北展に来場になられたきっかけを教えてください。(複数回答可)

・写真家の皆様に質問です。普段はどんなものを撮っていますか?(複数回答可能)

・写真をみて気になった作家を教えてください。(複数回答可)

・東北展をみて、東北に来てみたくなりましたか?

・気になった作家がいたら、その方に一言ください!(名前がわからなくても大丈夫です!)

・東北展の運営上の改善点や意見、感想などあれば、何なりとお書きください!(忌憚のない意見をお待ちしております)

・差し支えなけば、ツイッターのアカウントを教えてください。

・差し支えなけば、インスタグラムのアカウントを教えてください。

・アンケートお疲れ様でした。これで最後になります。差し支えなけば、メールアドレスを教えてください。

 

もしさらに詳しい内容が知りたい方は、直接連絡ください。

・アンケートフォームは作成した方が良い。

写真展拡散のお願いを作成

今回の写真展は、写真撮影OK、拡散OKとかなりフランクに実施しました。

来てくださった方が、SNSで拡散してくれるかもしれませんし、絡んでくださるかもしれません。

これもぜひ作成をお勧めします。

その展示のハッシュタグを作り、それをつけて投稿してもらうと、後ほどお礼の挨拶回りもできます。

写真展で使用したSNSに投稿OKの画像

このような感じで、作成しました。

これもデザイナーさんがいれば、その方に頼むのがいいですね。

デザイン素人の私には、これが精一杯でした。

・SNS投稿OKのお知らせを作成する。

ポートフォリオ・名刺を作成する。

展示する際にこれは必ず作成するべきもの。

それは、自分のポートフォリオと名刺です。

作品を見てくださって、ポートフォリオに繋げて名刺をもらってもらうという動線ができていれば完璧です。

作品で「おっ!」と思っていただき、ポートフォリオで、作風を知っていただき、名刺から仕事や他のつながりに繋げていくなど非常に重要な役割を果たします。

正直、ポートフォリオと名刺は必須です。

強くいいます。必ず作りましょう。

ポートフォリオは、「My book」で作成しました。

値段はそこそこしますが、ポートフォリオや記念のアルバムを作成する場合は、かなりクオリティの高いものが完成品として届きますので、自分の写真なのですが、感動します。

SNSで見るのとはまた違った見方ができます。

他にも「しまうまプリント」で作成する方もいました。

こちらは、小さいものから作成できるので、旅行の記念など小冊子にするときなど手軽に作成できるのでお勧めです。

名刺はできるだけ質の良いものがいいかなと思うのですが、私はスマホのアプリで作成しました。

「すぐ名刺」というアプリです。

質の良いものといいましたが、正直これで十分です。

何が良いかというと、即日発送してくれます。

注文した時間が早ければ、その日に発送してくれます。

名刺切らしたときに頼むであれば、アプリで注文できるためとても便利です。

・ポートフォリオと名刺の作成は必須。

ステートメントの作成

ステートメントとは、入り口付近にある挨拶文的なものです。

本来の意味は違うようですが、来てくださった方への主催からの挨拶です。本来は終わりの文章もあれば良いのかと思うのですが、今回は挨拶文のみの掲載にしました。

以下、記載したステートメントです。

『東北展 〜Deep North〜』

「東北って何があるんだろう?」と、考えたときに多くの人が思い浮かべるのは田舎の風景ではないでしょうか?

私は生まれも育ちも宮城県です。広く言うと東北生まれ、東北育ち。生粋の東北人です。

生まれた時からずっと住んでいる場所だからか、写真を始める前は「田舎で何もない場所だよな。」と思っていました。

全国にある美しい景色を撮りたい!と思って始めた写真。

いつの間にか全国ではなく東北に焦点を当てて写真を撮っていました。

なぜ、撮り始めたのだろう?と考えたとき、その魅力に取り憑かれている自分がいました。

いったい魅力とはなんだろう?少し振り返ってみました。

「1時間車を走らせれば、絶景が見れる。」

「厳しい気候を乗り越えてきた歴史ある建築物がある。」

「絶景の近くには美味しい物が食べられる場所がある。」

「せかせかしない、のんびりな時間を過ごすことができる。」

「心が安らぐ。」

これだけでなく、多くの魅力があります。

それが私が今も東北に住む理由です。

 

さて、感染症が流行しだして早3年。

東北には前よりも人が来なくなった気がします。

閑散とした街。

経営が立ち行かなくなる飲食店。

継ぐものがいなくなる伝統文化。

どんどん魅力が無くなっていくのではないかという恐怖を感じます。

でも、そんな中ですが、まだまだある東北の魅力をより多くの人に伝えたいという思いから今回の東北展 〜Deep North〜を開催します。

東北に住む10名の写真家がそれぞれの視点で見た「東北」です。

魅力満載でまだまだ挫けない東北があります。

写真を見て、ぜひ東北に来てください。

東北のパワーを感じてください。

そして、少しでも写真展を通して東北へ還元できれば幸いです。

 

最後に、今回の写真展はクラウドファンディングを活用して開催できた展示です。

100名を超える多くの方々に多大なるご支援をしていただきました。

心より感謝すると共に最大限の恩返しができればと思っています。

心ゆくまで楽しんでいってください。

 

本日は「東北展 〜Deep North〜」にお越しくださりありがとうございます。

 

                              東北展主催

                                     ズーコミ

目安は、A41枚くらいに入る分量。

自分の生い立ちや、なぜこの展示を開催するのか、その意図を伝えたりどのような思いが込められているのかなどを伝える文章です。

できれば時間をかけてじっくり内省し、書けるといいです。

・ステートメントでは自分の伝えたい思いをしっかりと言葉にすること。

キャプションの作成

キャプションは自分の作品の説明です。

自分が在廊できない代わりに在廊してくれます。

いわば分身的な存在です。

大袈裟かもしれませんが、出展者が説明できない代わりに説明してくれます。

キャプションも気合を入れてかけると良いです。

目安はA4の紙1枚に収まるくらいの分量がいいです。

以下、掲載していたキャプションです。

魂を燃やせ!

再開される祭りに歓喜した今年。

夏は毎週のように各地に足を運んだ。

熱気に沸く町。

人々の熱気もひしひしと感じた。

 

でも、何かが足りない。

そう「火」だ。

祭りには火が必要だ。

踊るだけでは物足りない。

火があってこそだ。

火は生き物のように動く。

命そのもののようだ。

 

「火祭り」

今回の私の展示のテーマだ。

それぞれの祭りの名は

右上「宮城県のどんと祭」

右下「福島県の松明あかし」

左「岩手県の蘇民祭」

多くの人々の願いや祈りが込められている。

 

魂を燃やせ。

熱い熱い思いを込めて。

・キャプションは在廊できないときに代わりに在廊してくれる大切な自分の分身。しっかりと書きましょう。

キャプションボードの作成

キャプションなどの作成が終わったら、キャプションボードを作成します。

現在は安価で、質の良いキャプションボードを作成してくれるところがたくさんあるので、探してみるといいです。

ちなみに今回のは一人当たり1600円で作成できました。

キャプションボードがあると、だいぶ見栄えが良いですのでお勧めです。

・キャプションボードも準備すると写真展の完成度が上がる。

搬入

最後は搬入です。

搬入には立ち会えなかったのですが、多くの仲間が協力してくれました。

搬入の必要な道具は別に記事でまとめますので、お待ちください。

事前に全員で個人のレイアウト(何をどのようにどの場所に展示するのか、どのような道具を使うのかなど)を共有する必要があります。

誰に頼んでもできるようにしておく必要があります。

それは、ワード作成しても手書きでもなんでも大丈夫です。細かいことは現場で確認しながらすればいいのです。

・全体でレイアウトを共有しておく。

まとめ

 

長くなりました。

今回は写真展の開催までに必要な準備についての解説でした。

私もまだまだ写真展の経験が浅いので、これから経験積んでいきたいといきたいと思います。

みなさん、写真展しましょう!

大変なこともたくさんありますが、それが報われるくらいいい体験になります。

今回はクラウドファンディングを活用しましたが、正直なことをいいうと、身銭を切って行う方がいいです。

なぜなら、本気度が違いますから。

お金を払うのに躊躇するなら、やめましょう。

何度も繰り返しますが、写真展は良いものです!

写真展は表現の場でもあり、出会いの場でもあり、次へつながる場でもあります。

 

今回の記事のまとめです。

まとめ

・メンバー集め

・展示会場の決定

・写真展のテーマ、写真展の名前を決める

・写真展の日程を決める

・レイアウトを決める

・展示作品を決める

・フライヤーを作成する

・在廊日程の調整

・アルバイトを募集する

・SNSなどで周知する

・展示作品を印刷する

・アンケートフォームの作成をする

・写真展の拡散のお願いを作成する

・ポートフォリオ、名刺を作成する

・ステートメントを作成する

・キャプションを作成する

・キャプションボードを作成する

・搬入する

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これまで撮影した写真を掲載しています。

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